至上の印象派展-ビュールレ・コレクション-
終わりが近い『至上の印象派展-ビュールレ・コレクション-』に行ってきました。平日なら空いてるかと思ったら、激混みでした。Σ(゚д゚lll)印象派はそれほど興味が無かったのですが、最近楽しく鑑賞できるようになりました。やっぱり色彩や見た瞬間に受ける印象(印象派だもんねぇ。f(^^;)に、ドキッとすることがあるのが良いです。(^v^)
今回の展覧会は、見どころが多くて面白かったです。主な印象派の作品が多数あるというのもそうですが、画家の初期から晩年までの作品が結構揃っているところがいいですね。絵の変遷のようなものがとてもよく分かります。一番の目的はルノワールの“イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢”(写真中央)でした。子供の頃よく行った小児科の待合室に飾ってあった絵です。多分、初めて綺麗だと思った西洋絵画だと思います。
顔や髪は細密に描かれていますが、手やドレスは印象派らしいタッチです。イレーヌちゃんには気に入って貰えなかったそうで、同年代のアングルの肖像画とか見ると、当時ならこっちの方が人気だろうな・・・と分かる気がしました。(^m^;
あまり好きではないセザンヌも初期から見ていくと、なるほどって感じになります。それでも“赤いチョッキの少年”はどうだろう?と思いましたけど。(笑) 晩年の“庭師ヴァリエ”(写真左側)には引きつけられましたけどね。
「ポール・セザンヌが何故‘近代絵画の父’と呼ばれるかというと、画家は絵が下手でもいいんだと世に知らしめたからだ。by山田五郎」に凄く納得しました。(笑)
名前と代表作くらいしか知らなかった画家が、初期はこんな絵を描いていたのかと思う絵がいくつもありました。良い展覧会だったなと思います。(^v^)最後にモネの“睡蓮の池、緑の反映”が展示されています。これは写真撮影OKです。ゴールデンウィークはもっと混むだろうな。f(^^;
(byふらっと)
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