特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」
本日、有給休暇を取得して東京国立博物館へ行ってきました。「仁和寺と御室派のみほとけ」という、国宝・重文・秘仏が集まる貴重な展覧会ですが、地味と言えば地味なのでそれほど混まないだろうと高をくくっていました。
昼前に上野について、エキュートのアフタヌーン・ティーでのんびりランチをしてから行ったら、なんと40分待ち!? もっとも、平日だけあって並んでいるのはリタイヤ組と思われる高齢者ばかり。聞こえてきた声には「やっぱ火曜はダメね」というものも。月曜が休みなので、火曜はお客さんが集中するんですね。覚えておこう。
さて、展示の目玉は葛井寺の千手観音。通常は1本あたり25本換算で、40本ほどが千手観音の標準のようです。が、本当に千本(正確には1,041本)の手があるという、本物の千手観音。正直グロいです。(^^;) 今なら「やってみたかったんだね」「バカ(褒め言葉)」とか言われそう。お顔はとても整って綺麗なんですけどね。
そして、仁和寺の観音堂を丸々再現した展示は撮影可能というサービスぶり。私もひとしきり写真を撮ってきましたが、写真を撮ると自分の目で見るのがおろそかになります。なので、ある程度撮ったらカメラをしまって、再度じっくり見てきました。しかし、「フラッシュ撮影は禁止です」という呼びかけにも拘わらず、フラッシュ光らせる人の多いこと。(--;) 先日、「劇場で携帯やスマホの電源を切らない人が多いのは、実は切り方を知らない人が多い」という話を聞きました。今日の来場者は高齢の方が多かったので、実はフラッシュの切り方が分からないんじゃないかと思ったり。この辺をしっかり制御できなかったり、ロッカーがいっぱいな所為かリュックを背負った人(すごく多かった)を黙認したり、昨年の恐い絵展も酷かったですが、まさか東博までこれとはねぇ。ε-( ̄ヘ ̄)┌
他にも見どころは沢山。
やる気のなさそうな如意輪観音菩薩像とか、阿・吽の組み合わせになっている降三世明王立像と深沙対象立像とか、特にお気に入りに。
その他、展覧会情報はこちらのサイトが参考になります。会期終盤に向けてますます混雑しそうですが、仏像好きな方は是非!
お土産には三十帖冊子から空海が書いたとされる文字を描いた蛇の目のぐい呑みを購入。「空」「海」「気」「㐂」など7種あるうち、一番人気と思われる「笑」です。
(byぶらっと)
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