ルドン-秘密の花園展
三菱一号館美術館で開催中の『ルドン-秘密の花園』展に行ってきました。ちょっと前までは名前すら知らなかった画家なのですが、雑誌で色彩豊かな絵を見たり、かと思うと『怖い絵』展ではモノクロの不気味な絵があったりで、たちまち興味が湧きました。(^^;
その変化は彼の生涯を知ると分かってくるのですが、なるほど彼は気持ちのありようが結構ストレートに絵に反映される人なんだなぁと思いました。(^m^;
今回の目玉は、ドムシー男爵の城館内の食堂装飾(壁画)が全て揃って展示されているところです。中でもグラン・ブーケと呼ばれるパステル画が秀逸。他は全て油彩だし、どの絵とも合わせることなくこれだけ花瓶に生けられた花なんですよね。不思議なんだけど、全体の中ではそこがパッと引き立っていたりもしました。
他には彼の初期の作品から晩年まで通して展示されています。モノクロのちょっと危ないっていうか、こっちの精神がやられそうな絵もいいですが、私は色に溢れた絵の方が好きですね。暖かそうだったり、幸せそうだったりするのに、どこか危うさや異質さが残っているのが特に。(^m^;
ミュージアム・ショップでは絵ハガキのバリエーションが納得いかない!私のイチ押しが入ってないじゃないか!ヽ( )`ε´( )ノ・・・ってのはオイトイテ。図録も絵ハガキも発色の悪さが気に入らない。どこもそうですが、これってわざとなのかな?(--; やっぱり本物見ないとね・・・。面白い展覧会だったので是非。(^o^)
(byふらっと)
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コメント
美大関係から離れると、こういう美術展やデザインの新しい情報のアンテナがとんと減ってきて困ります。あとから、「あ、こんなのあった」ということが…。あらかじめ知っていても、以前ほど軽く出かけられなくなってきました。
ルドンも「名前は知っている」程度なのですが、美術本や教科書などでは画家の代表的な1枚しか載っていなくて、この画家はこれを描いただけの印象しかないのは、やはり悲しいことですよね。1人の画家やその年代の横のつながりの展示やら、以前よりも少しは増えて来たような気がします。
が、これからもこういう展示が企画されるといいなと思います。
で、行くのかっ?(自問自答:笑)
投稿: MICCHAN | 2018年2月27日 (火) 11時21分
車では信じられないくらい気軽に信じられない場所へお出かけされますのにね。(笑)
展覧会や映画は、ひとつ行くと弾みが付いてちょくちょく行くんですけど、パタリと行かなくなるとダメになりますね。(^^;
最近の展覧会は本当に面白い展示内容や構成があるので、お薦めですよ。電車ですけどね。(笑)
投稿: ふらっと | 2018年2月27日 (火) 21時39分
じつは、3日前に六本木のAXISの武蔵美の卒業制作展に行って来ました。なんと車で、しかもちび太。20km足らずじゃないか、何をびびることがある。出た途端に速攻後悔しましたが、着きました。翌日は左足が軽く筋肉痛(^^;。Twitterでマヤ文明の文字解析をしてる卒業制作がある。行ってみて。知らない人のツイートでしたが、面白そうで。
都内20kmより、山梨へ100kmのほうが、断然楽だし、楽しいね。
投稿: MICCHAN | 2018年3月 2日 (金) 09時48分
六本木に車で行ったとは、お疲れさまでした。左足の筋肉痛ということは、そこそこ渋滞しましたね。
都内は混むばかりで走って楽しいわけでなし、駐車場探しも大変だし、スマホもカーナビもない私には無理です。
マヤ文明の卒業制作は私も見たかったので、羨ましい!
月曜にtwitterで「明日まで」と知り、ちょうど有給で仁和寺展に行く予定だったので帰りに寄ろうと思ってたんですよ。
仁和寺展が想像以上に混んで、閉館近くまで東博にいたので諦めましたが。
3日前というと、ちょうど同じ日ですね。うまく時間配分できていたら、現地で会えていたかもと思うと残念さが倍増です。
投稿: ぶらっと | 2018年3月 3日 (土) 01時37分