怖い絵展
今年観に行く予定の展覧会もこれが最後。上野の森美術館で開催中の『怖い絵』展です。開催初日に行ったら、まぁ~驚くほど混んでました。Σ(゚д゚; もう少し経ってから行けばよかった。orzドイツ文学者、中野京子さんの著書「怖い絵」の出版10周年を記念して企画された絵画展です。私もシリーズ3作のうち2作を読みましたが、未だに1巻を読んでません。(^^;
展覧会自体は面白いし、本で読んでいた絵の本物を観られたのは感激なのですが、普段の絵画鑑賞とは違う疲れ方をしました。(^^; なんて言うか・・・時代も意味合いも描き方も違うものを次々見ていって混乱するというか。
そんな中でも印象的だったのは、オディロン・ルドン“眼=気球”やヘンリー・フューズリ“悪夢”やエドヴァルド・ムンク“マドンナ”とか・・・。ギュスターヴ・モロー“ソドムの天使”も街から逃げるロトじゃなく神の使いである天使を描いているのが新鮮でした。
そしてやっぱり一番は、ポール・ドラローシュ“レディ・ジェーン・グレイの処刑”です。まず大きさにも驚きました。女王の美しさと若々しさ、純白のドレスに不似合いな目隠しが、この不幸を物語っていました。怖いと言うより悲しい絵でした。
この写真のみ拡大します。出口でキルケーと一緒に写真が撮れますョ。(笑)とにかくテーマが面白いのであまり絵画鑑賞しない方でも楽しめるのではないかと思います。
気に入った絵のハガキが少なかったのが残念。
さて、展覧会は別にして、上野の森美術館について一言!(`ε´)
今どきにしては色々対応がよろしくない。
でっかいリュックを背負った人がゾロゾロとそのまま入場できるとか危険すぎる。ものすごい混雑で展示されてる絵との距離も近いのに、いつ額にぶつかるかヒヤヒヤしました。オマケにペットボトルを出して飲んでるとか。Σ(゚д゚;
別の若い男の人は説明文を携帯で撮影してたのに、学芸員は気づいてないし。一瞬絵ごとにQRコードでもあるのかと思った。
ミュージアムショップの会計はフォーク並びをしてないでレジごとに並ぶから、誰がどこに並んでるかも分からない。レジによって進みの早いところと全然進まないところがあってイライラするのに、店員が暢気そうなのがまたイラつく。
入場から退場までの動線も文句を付けたいところです。
それほど大きくない美術館だとは思うけど、だからこそ使い勝手の良い設計や効率よく入場者をさばくことを考えるべきだと思いますね。(--;
(byふらっと)
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コメント
「怖い絵展」お疲れ様でした。
兵庫でも混雑していたのである程度は予想はしてましたが、
初日から凄かったようで、大変でしたね(^_^;)
私も予定しているのですが、いつ行こうか考えてしまいます。
リュック問題は…普通の美術館なら当然入場時に注意事項として提示される事なのに…同じような事がハガレン展でもあったので、作品の事考えると本当にヒヤヒヤします。
写真の件も、館内撮影禁止と掲示があるはずなのになあ…注意もきちんとして欲しいですよね。
美術館側が対応すべき問題なのは当然ですが、客側のマナーの問題もあるよなーと思います。自分が良ければそれでいいのか、気が付かないのか、少し考えようよ…って(^_^;)
投稿: 猫柳 | 2017年10月 9日 (月) 00時27分
お疲れ様でした
多分これ娘が行きたがっていたやつですね
いつ行くんだろうなぁ?
投稿: ねこ | 2017年10月 9日 (月) 08時19分
■猫柳さん
少し落ち着いた頃に行かれるのが良さそうですね。(^^; 小さい作品も多いので、混むとホントに人が動かないです。
内容からして若い人が多かったように思います。なのでマナーの悪さが目立ったのでしょう。
だからこそ美術館の対応が大事だと思うのですよ。誰でも最初は分からないこともありますし。
他の小さな博物館では、リュックは背負わずに手で持つように声を掛けていました。ロッカーが足りないならそういうことをすれば良いと思うのです。
■ねこさん
ちょっと疲れましたねぇ~。f(^^;
開催直後や紹介番組なんかが放送されると混むと思うので、ちょっとして落ち着いた頃に行かれるのが良いと思いますよ。(^v^)
投稿: ふらっと | 2017年10月 9日 (月) 19時55分