「きみの声をとどけたい」
運慶展の帰りに、今さらですが8月25日封切りという劇場アニメ「きみの声をとどけたい」を観てきました。
映画館での予告やテレビCMで気になっていたものの、ゆるいキャラ絵と“声優発掘企画”的な微妙な声優さんの声に、劇場へ足を運ぶほどかと考えちゃったんですよね。
ただ、大きな話題にならないからスルーするというのも勿体ない気がして。「ひるね姫」や「打ち上げ花火~」のような良作もありましたし。
「君の名は。」みたいな話題作じゃないので、劇場公開中に観ないと一生観ないままになりそうという焦りもあり、都内でかろうじて3館だけ上映していたうちの一つ、シネマート新宿で出かけたついでに観てきました。
ちょっとしたきっかけから、夏休みにミニFM局による放送を始めた7人の女子高生たち。12年前の事故で意識が戻らない母親への想い、友人関係の悩み、将来の進路についての不安等々、それぞれの日常が描かれています。「コトダマってあるんだよ」というキャッチコピーのとおり、ストーリーの要所で言霊(ことだま)による奇跡が起こります。
「ひるね姫」や「打ち上げ花火~」のように凝ったストーリーやタイムリープなどといった設定があるわけではなく、ただ日常の風景がある感じ。最後はだいぶ「ご都合主義」的な展開にもなりますが、“なんとなく良い話”を観たいならちょうど良い映画でした。
見始めちゃうと絵も声優さんも、さほど気にならず。
観るか観ないか無駄な葛藤を経て観てきた訳ですが、これは観ておいて良かったです。ヒットしたのかは分かりませんけどね。
(byぶらっと)
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