野暮天じゃないよ、谷保天満宮
最寄り駅から一駅お隣の「谷保(やほ)」に、「谷保(やぼ)天満宮」という神社があります。明治41年に有栖川宮威仁親王が日本初の遠出ドライブの目的地としたことから、交通安全祈願発祥の地となっているとか。そんな神社が近くにあるなら行ってみなきゃ!ということで、ちょっと出かけてきました。自転車で。\(^o^)/ 交通安全の神社らしく駐車場は一杯ありましたが、駐輪場は裏に仮設しかないのが困りものです。
天満宮というくらいですから、祀られているのは菅原道真公。道真公の三男が903年に父を祀る廟を建てたのが始まりというくらいで、1000年以上の歴史がある日本最古の天満宮らしいです。(ただし、「天満宮」として最初に創建されたのは日本三大天満宮の一つ、904年創建の防府天満宮だそうです。)もちろん交通安全発祥の前から学問の神様なので、受験シーズンに奉納された合格祈願の絵馬が凄い事になってました。
この谷保天満宮は、江戸時代に改修の資金集めに目白でご本尊の開帳を行ったそうですが、それが神無月だったことから大田蜀山人に「神ならば 出雲の国に行くべきに 目白で開帳 やぼのてんじん」と詠んで揶揄されてしまいます。それが「野暮天」の語源となったという説もあるとか。(「野暮」という言葉はそれ以前からあったようで、野暮と谷保天神を掛けたというところじゃないかと思いますが。)
今年は既に花は終わっていますが、天神様だけに境内は梅の木がいっぱい。例年、梅を見るなら郷土の森に行ってましたが、来年はこちらに来てみたいと思います。
(byぶらっと)
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