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2017年3月23日 (木)

「シドモア日本紀行」読了

明治時代に日本を旅したアメリカ人女性の旅行記です。
作者はアメリカの首都ワシントンD.C.のポトマック河畔に桜を植えるきっかけを作ったシドモア女史。
何度も来日して日本中を旅して回る中で、年に一度だけ家族や友人で桜の下に集まって花見を心から楽しむ姿に感銘し、祖国アメリカでも同じような集いの場を作りたいと思ったそうです。(と言う話が、タイミング良く先週の「世界ふしぎ発見!」でも紹介されました。)
Sakura

紀行は横浜に上陸したところから始まり、東京へ。日光を観光した後は東海道を下ります。富士山登頂、箱根、静岡、京都、奈良、大阪、神戸、瀬戸内海から長崎まで。
当時は珍しい「外人」という存在と、たぶん一般の日本国民より裕福だったのもあるのでしょう、とにかく旅を満喫しまくり。観菊会(秋の園遊会)に招待されたり、千家の茶室でのお茶会や並河靖之の工房を訪ねたり。先日の並河靖之展でも来訪外国人として紹介されていました。

明治時代の風俗、習慣なども興味深く読めますし、日本文化や日本民族に対する造詣も深く、日本人としても学ぶことだらけ。
ちょっと前に「ブラタモリ」で取り上げていた神戸の成り立ちなんかも、ほぼ正確に把握してるし。
日本人の根本的な性質を見定めた指摘など、100年以上経った今でも通用するのには驚きました。

「読書」という意味では、一つ一つの話題が2~3ページ毎の細切れなので短時間でも少しずつ読み進めやすい反面、のめり込みにくいのが難点です。
通勤電車で読んでいると、ついつい話の切れ目で一休みしてしまい、そのまま睡眠モードへ。(-.-)zZ 座れちゃうと、ついね。
460ページ余りの分厚い本なので、そんなペースだと読み終わるのに数カ月かかりました。読み始めたのが昨年12月6日に「次は少し硬い本を」と書いた直後。
結局3カ月も同じ本を読んでいたんですね。

次はサクサク読める本にしましょう。

(byぶらっと)

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コメント

そういえば、
「並河靖之七宝展」を開催している東京庭園美術館のお庭に、
80年の年を経て里帰りした、ワシントンの桜がありましたね!

投稿: 猫柳 | 2017年3月24日 (金) 02時16分

>猫柳さん
シドモア桜があるなんて、まったく知りませんでした。
午前中にBunkamuraで暁斎を見てから行ったので、七宝展を見終わったらもう夕方。庭を見る時間も無く...。(><)

猫柳さんが行かれた日の写真を見ると天気も良かったようで、お庭も堪能できたのでしょうね。
せっかくなら桜の咲いている時に、庭だけ見に行きたいものです。

投稿: ぶらっと | 2017年3月25日 (土) 01時13分

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