遊星歯車時計
スチームパークで購入したAri'sFactoryさんの遊星歯車時計が完成しました。※本日の画像はすべてクリックで拡大します。10月8日に購入してから、ほぼ毎日2~3時間ヤスリがけを続け、やっとの完成です。
枠からパーツを切り出し、枠に繋がっていた部分を整え、ガサガサだった断面をひたすら磨く。約1カ月もフィギュアをほっぽり出してこれに掛かりっきりでした。如何に綺麗に磨くかが、仕上がりに大きく貢献すると信じて。
普段使っているレジンやプラと違い、多少粉塵を吸い込んでも健康に問題はなさそうなのだけは救いでした。
板は5層の合板なのですが、真ん中の層に継ぎ目があって、写真のちょうど針金を置いた位置に1mmくらい隙間があり、貫通穴があいていました。
そのまま組み立てちゃうと少々残念な出来になりそうだったので、端材から色の合う真ん中の層を切り出して穴埋め。ヤスリをかけて一見しても分からないくらいになりました。
リカバリーに手を掛けた分、ただ磨くよりも愛着が深まった感じです。この辺の感覚はフィギュアと一緒ですね。達成感は苦労に比例するものです。
こうなってくると、色で悩みます。
始めはスチームパークで展示されていた作例のような2~3色の塗り分けを考えていたんですよ。複雑なパーツの組み合わせが強調されるんじゃないかと思って。
しかし、頑張って磨いてみると、やはり木目が綺麗に見えるようにしたくなります。視認性のために針だけ「ブラックオリーブ」という緑がかった黒で着色。他はオイルフィニッシュでの艶出しにとどめました。この方が部屋の雰囲気にも合いますし。
これ、動きがスゴいんですよ。
1分に1回しか動かないのが惜しいくらい。
組み立てで分かり難かったのは2カ所。「しっかり差し込む」がどのくらいか分からず、アルミパイプのつぶれている所まで力ずくで押し込んでしまいました。実際はつぶれている所の手前までOK。少々緩くて不安になりますが、スカスカじゃなければ大丈夫なようです。
もう1カ所がモーターを固定した板を接着するところ。ベースとつなぐ棒の長さでモーターを固定した板の位置が決まり、そのまま遊星歯車の奥行き位置が決まります。これが奥過ぎても手前過ぎても文字盤の歯車と面が揃わなくなって格好悪いので、調整は慎重に。
この辺のコツが説明書にあれば良かったですね。まぁ、ガレキに限らず仮組は重要ってことです。
なにはともあれ、冷蔵庫の買い替え以来ずっと探していた「格好良い時計」がやっと実現しました。さあ、明日からは滞ったフィギュアの作業に戻りますよ。
(byぶらっと)
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