平櫛田中彫刻美術館
小平市の平櫛田中彫刻美術館に行ってきました。「近くだしそのうち・・・。( ^ω^ )」と思っていると、いつまでも行かないものですね。f(^^; 今は特別企画『岡倉天心と平櫛田中』が開催中なので「この機会を逃すな!」と。(笑)
この企画展では、大正2年に発表されてから行方不明になっていた“尋牛”が発見され、100年ぶりに展示されています。今まで試作(?)は展示されていました。
他の展示も素晴らしく“仕草の妙”とでも言いましょうか、作品回りの空気感が違って見えました。立体を作る者として、とても憧れてしまいます。(^^*
この美術館は展示のみではなく、記念館(旧宅)の見学も出来ます。そちらも素晴らしいので是非!って言うか、羨ましい限りのお家でした。(笑)平櫛田中は常に“間に合わない男”でして、岡倉天心に渡すはずの“尋牛”も完成前に天心他界、尾上菊五郎(六代目)と作った“鏡獅子”も完成前に菊五郎他界、「川の流れる静かな田舎で暮らしたい」と言った妻の願いを叶える前に妻他界。orz いくつもの逸話が残されています。公式サイトに田中の生涯を描いた漫画があるので一読をお勧めします。(笑)
他にも100歳目前に買った楠を見て「あと20年くらい寝かせたら良い彫刻材になる」という話とかいいですよ。一体いつまで現役で作り続ける気だったのでしょう。(^^; 実際、107歳で他界されるまで現役バリバリだったようですが。(^m^; ちなみにその楠は今も庭に置かれています。
都心からだと少々行きにくい場所ですが、近くには江戸東京たてもの園もありますし、一日遊び倒す気で訪れると良いかもしれません。
(byふらっと)
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