オートライト義務化
2020(平成32)年度以降に発売する自動車に“キャンセルできないオートライト”が義務付けられるようになるとのニュースが報じられました。
当blogでは、薄暮でのライト点灯の遅れや自光式メーターによる無灯火などの危険を今まで何度も訴えてきました。
【参考】
2006年12月15日:エレクトロ・ルミネセント・メーターについて苦言
2014年11月7日:メルセデスのオフにできないオートライトの有効性について
2014年12月29日:中津スバルさんにメルセデス同様のオートライトを提言した顛末など
2015年2月28日:発光グリルなど光り物によるライト点灯の効果について
やっとですよ。10年も経って、やっと保安基準を見直すことになりましたよ。
新型車の開発サイクルに配慮したのでしょう。義務化はさらに4年後とずいぶん遅いですが、それでも義務化は歓迎です。
中津スバルの代田社長には「ユニバーサルデザイン」を理由に一蹴されましたが、やっと時代が追い付いてきてくれました。義務化されてスバル車にも搭載された後、代田社長が何と言うかひそかな楽しみにしておきましょう。( ̄ー ̄)ニヤリ
そういえばエレクトロ・ルミネセント・メーターに苦言を呈した際には、赤いメーターについても一言触れたのですが、それを問題視する記事を書かれている方がいらっしゃいました。
そうですよね。車のデザインって「格好良いか」ではなく「機能的か」を基準にするべきなんですよね。
(byぶらっと)
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コメント
代田社長は「ユニバーサルデザイン」で「オートライト採用を一蹴した」とのことですが、ユニバーサルデザイン的な視点で言えばオートライトが正解なのですが(≧∇≦) < 本件に関してはちょっと煩い
それとインテリアの赤系色の採用についても、リンク先の記事には少々異論があります(爆) この人も上っ面のデザインを知らんのでは無いかなぁヽ(´ー`)ノ
投稿: あるぢゃ | 2016年9月25日 (日) 10時03分
>あるぢゃさん
私も「ユニバーサルデザイン」を言うなら、旧来からの操作性にこだわるだけでなく、人為ミスを防ぐ方にするべきと思います。
あ、赤色はOKですか?(^^;)
うちの車は昔ながらの「緑のメモリにオレンジの針、赤は警告」なので、全体的に赤くて警告が埋もれちゃうメーターに抵抗があるのですけど。
投稿: ぶらっと | 2016年9月25日 (日) 23時38分
航空機の計器の夜間照明は超波長のアンバーを使っていることが多いですね。これは暗闇での視認性が高いからという利点があります。「赤を警告」に使っているというのは、この視認性が高いからという事が前提になりますから、「警告だから赤」ではないのです。つまり、順番が逆なんです(笑) < ここは次を読む上で重要
私がもっと危惧しているのは、最近の車の計器類の多色化です。表示されている情報と色彩の視認性の順番が整理されていないように感じています。どれが警告なのかという以前に、受け取る情報の選択に迷うなと思っています。
まあ、この辺りは、カーナビの画面を見るとよくわかると思います。何年経っても見づらいままなのは、色彩が多杉だからなんですね。
投稿: あるぢゃ | 2016年9月26日 (月) 00時05分
>あるぢゃさん
赤いメーターにはそんな意味もあったんですね。それならスポーツ系に多いのも納得です。
そして、確かにメーターの多色化も難しい問題ですね。青やら白やらキラキラしてますもんね。
先日あるぢゃさんとlancaさんと一緒に走ったときに気になったのが燃費表示です。S.A.で休憩の都度「この区間の燃費が」とお話しになっていましたが、燃費計なんてない古い車には必要なかった情報だったりします。満タンでどのくらい走れるか、燃料系の残りであと何キロくらい走れるか、気持ちよくアクセル開けるとどのくらい燃費が落ちるか、経験則として分かっていれば細かく気にしなかった数値が、表示されることで気になってしまうんじゃないかと。
さらにハイブリッドだと充電状況の表示や、アイサイトなんかのモード表示とかもあるんですよね? 最近の車は情報過多な気がします。
近ごろはエリア88のモーリスの心境です。もう歳なので計器ランプ一つ増えただけで混乱するんですよ。\(^o^)/
投稿: ぶらっと | 2016年9月26日 (月) 21時28分
私は少し違った意見です。なんでもかんでも自動化するのには手放しで賛成できません。私が思うのに安全に一番大事なのは安全意識だとおもうんですよね。
変速が自動になってエンジンブレーキが下手になり、自動追尾になって速度調節や予測運転が下手になり、ライトも自動になって暗くなることにも意識しなくなると、どんなドライバーが増えることか、ぞっとします。
アメリカではオートライトになってもうずいぶん経ちますが、連中は日本人が考えられないほど運転へたくそですよ。オートマチックトランスミッションが大半を占めるのもあの国は早かったですね。駐車や山道はもとより、街中でも。ザ・漫然運転って感じですね。
自動化は人間を退化させます。
投稿: がっちゃん | 2016年9月28日 (水) 20時44分
>がっちゃん
この話をする度に、安全意識の高い方から同じ反応をされます。
私も安全意識が大事だという意見には大賛成です。自分が乗る車にオートライトとか「大きなお世話だ」という自負もあります。
しかし、町中には安全意識が欠如した人や漫然運転をしてる人の多いこと!ε-( ̄ヘ ̄)┌
夕暮れでもトンネルでも自分さえ前が見えていればライトを点けない。街灯が明るくてメーターも光っているから無灯火に気がつかない。街灯の少ない地方では考えられないかもしれませんが、夜でも明るい都市部ではドライバーは“退化”の一途です。(--;)
少々「安全意識」を訴えたところで、多くのドライバーの退化に追いついていないのが現状でしょう。そう、もう既に「ぞっとする」状況になっちゃってるんですよ。\(^o^)/
であれば、そういったドライバーを一定水準に引き上げるのにこそ、安全技術を積極的に使うべきと思うのです。たとえ安全意識の高い人にとって邪魔な装備だとしてもです。
この点に関して私は、自分が乗りたい車と退化した人々に乗って欲しい車は完全に別物と割り切っています。
投稿: ぶらっと | 2016年9月29日 (木) 00時23分
そういう「アレな人」も含めた「多様性を許容」するための「ユニバーサルデザイン」なワケですが(≧∇≦)
投稿: あるぢゃ | 2016年9月29日 (木) 23時15分
退化した人は車乗らなくていいんじゃない。別に都市部では公共交通機関があるわけだし、たまにしか乗らないならタクシーのほうが安上がり。
投稿: がっちゃん | 2016年9月30日 (金) 20時58分
>あるぢゃさん
「アレな人」の安全意識を向上させるためには、ビシビシ取り締まって講習等で教育するというのが本来だと思うのですが、現実味はないから現状に甘んじているのでしょう。
となると、ユニバーサルデザインで「アレな人」の怠慢をもフォローせざるを得ないんですよね。がっちゃんが心配するように、更なる退化を助長することになろうとも。
>がっちゃん
退化した人が公道からいなくなれば快適でしょうけど、そうもいかないですよね。(^^;) そんな人ほど自覚はないですから、自主的に車を手放すなんてことはないでしょうし。
じゃぁ、取り締まりを厳しくして免許取り消しにするとか?
そこまでできたとしても、今度は車が売れなくて自動車メーカーが潰れるなんてことにもなりかねません。
落としどころとして、オートライトで最低レベルまでの引き上げを図ることを歓迎するというのが私の結論です。
投稿: ぶらっと | 2016年10月 1日 (土) 01時06分