燃費は誤差だと言うけれど
@niftyニュースに、富士重工業の吉永社長のインタビュー記事が載っていたので引用して紹介したいと思います。
---(ここから引用)---
富士重工社長「現場の限界認めないといけない」 2016年5月21日(土)11時5分配信 読売新聞
富士重工業の吉永泰之社長は読売新聞のインタビューに応じ、三菱自動車の燃費偽装問題に関連し、「燃費に限らず、現場が『今の実力では限界』と言ったら、認めてあげないといけない」と述べた。
目標達成のために経営陣が部下に過度なプレッシャーを与えることを戒めたものだ。
三菱自を巡っては、軽自動車の燃費目標が開発現場にとって重荷となり、不正に手を染めたとみられている。吉永氏は「取り繕う文化はダメだ」と強調。その上で自身については「『(目標を)絶対に達成しろ』とは言わないように気をつけている」とも述べた。
富士重工業は創業100周年を機に、2017年4月から社名を「SUBARU」に変更する。主に車のブランドとして知られる「スバル」を採用することについて、「規模は小さいが魅力あるブランドになるため、社員の力を結集したい」と狙いを語った。
---(ここまで引用)---
社風って、本当に大切だと感じます。
まぁ、富士重工業の場合、燃費とか価格に関しては無理な目標を設定しない、無理してまでこだわることはない、ということじゃないかと思います。
逆に走行性能とか走行安定性という話になると、絶対譲らない。そこは「今の実力では限界です」と言った方が良いんじゃないかと心配になるくらい。当然、実験や走行試験で手を抜くことなんて思いもよらないんじゃないでしょうか。
そんなバカ正直な社風だから、信頼して乗り続けられるのですが。
さて、三菱自動車に続いてスズキも不正を行っていたことが明るみに出ましたね。
燃費データの計測を定められた方法で行っていなかったとのこと。「燃費偽装が目的ではないし、実際の燃費との相違も誤差の範囲内だから問題ない」と言いつくろっているようですが、スバリストとしては一言文句を言っておきたい。
「お前らの不正が、日本の自動車産業の歴史を変えたかもしれないんだぞ\(*`∧´)/」と。
正しい方法で計測したらもっとコストが掛かったはずですし、今後はテストコースを直すのに費用をかけるという話も先ほど引用した読売新聞社のニュースサイトに掲載されています。
つまり今までは不当に安く販売していたってことじゃないですか!? 凸(`Д´メ)
実直に、本当に良いものを作っていたスバルの軽自動車は、その価格の高さゆえに販売が振るわず、最終的には自社製造からの撤退を余儀なくされました。そりゃあズルして安く売られたんじゃ、クソ真面目に作っているスバルには太刀打ちできないですよね。(もちろん、それだけでもないでしょうが。)
三菱自動車もスズキも、日本車、ひいては日本の製造業への信用失墜という意味での罪が重いのは当然として、真面目に物作りをしている多くの製造業の方々に謝ってほしいです。
(byぶらっと)
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コメント
昨日のフォレスターNA乗りとの会話
スバル乗りは 燃費以外の場所に期待する
燃費が良くないの知っているから偽装する気なんか無い
というより そこで嘘ついても意味ないとメーカーが思っている(^^ゞ
投稿: ねこ | 2016年5月23日 (月) 13時08分
>ねこさん
分かってらっしゃる方ですね。
細かい燃費ばかり気にしていたら、走りを楽しめませんしね。
とは言え、近頃のスバルは燃費もずいぶん良くなっているようですが。
投稿: ぶらっと | 2016年5月23日 (月) 23時32分
「燃費? 知らない子ですねww」 by 彩雲號(爆)
投稿: あるぢゃ | 2016年5月24日 (火) 00時04分
>あるぢゃさん
燃費なんか気にしてるようじゃ、6気筒には乗れませんよね。(≧m≦)
私なんか1.8Lなのに、長距離の高速を丁寧に走ったときと、山坂道を気持ちよく走ったときでは、1.5倍くらい違ってビックリします。(^^;)
投稿: ぶらっと | 2016年5月24日 (火) 22時30分
>燃費なんか気にしてるようじゃ、6気筒には乗れませんよね。(≧m≦)
左様(笑)
ちなみに、高速巡航中の彩雲號の単位時間あたりの最高燃費は15.8km/lです。カタログ燃費は11.6km/lですが(笑)
買い物使用時は5.2km/lくらい〜ヽ(´ー`)ノ
投稿: あるぢゃ | 2016年5月27日 (金) 21時17分
>あるぢゃさん
燃費なんて、本当に走り方次第ですね。
燃費より走りの楽しさを優先してこそ、スバル乗りというものです。(^-^)
投稿: ぶらっと | 2016年5月30日 (月) 00時12分