春画展
9月に始まった春画展。行きたい、行かなきゃと思っているうちに、会期終了が迫ってきてしまいました。ギリギリになると混みそうだったので、3カ月ぶりに取得できた有給休暇を使って、本日やっと行ってきました。国内で初となる春画展ですが、多くの美術館が開催を躊躇したとか。
「海外の美術館も認めている芸術なのに何故?」と思ったのですが、観て納得。描き込まれた着物の柄など浮世絵のすばらしさがあるとはいえ、やっぱ「モロ」だもんなぁ。(^^;) そりゃぁ、「18歳未満入場禁止」にもなるよねぇ。
公益性の高い一般の美術館が避けるのも仕方なしです。観るまでは「どうせエロ絵師なんて、真っ当な浮世絵で食えない人たちがなったんだろう」くらいに思ってました。しかし、鈴木春信、喜多川歌麿、歌川国貞、葛飾北斎、等々、名だたる絵師たちも春画を描いていたんですね。まさか応挙までとは!
特に肉筆画の美しさと言ったら、素晴らしかったです。モロでしたが。\(^o^)/浮世絵としての美しさもですが、春画本来の「エロ」としてみても興味深いです。BLに百合に触手、果ては性器そのものの擬人化まで!? 現代に考えつく限りのエロは、江戸時代には出尽くしていた感が。日本人のDNA恐るべしです。
浮世絵好きのオタクには、一粒で2度美味しい展覧会でした。
えっ、図録は買ってこなかったのかって?
国内でこの展覧会を開催した意義は認めますが、家に帰ってマジマジと見返したいかと言うとねぇ。モロですからねぇ。(;´д`)
(byぶらっと)
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コメント
その流れで、フィギュア作成とかしないでね。ろくでなしこになっちゃう(笑)
投稿: がっちゃん | 2015年12月12日 (土) 14時59分
春画という芸術分野に興味はあっても、これを立体化したいという趣味はないので大丈夫です。(^^;)
ただね、現物を型取り複製したら犯罪ですが、フィギュア製作は大丈夫だったりするんですよ。イベントでも18禁エリアでは、リアルに作りこまれたフィギュアが売ってたりしますから。
投稿: ぶらっと | 2015年12月12日 (土) 23時53分