ねじ式
当blogにちょくちょく登場する“非オタの同僚”氏。
今度は「ねじ式」(つげ義春/ちくま文庫)を貸してくれました。
同僚「つげナントカって知ってます? 読み方分からないんだけど」
ぶらっと「つげヨシハルさんですよね。いつかは読まなきゃと思ってるんですけど、なかなか」
同「文学作品でもそういうのあるよね」
ぶ「そうそう、まさに漫画の古典って感じ」
ぶ「友人からも旅物を薦められてるんですけどね」
同「そうなんだ。『ねじ式』買ったんだけど読む?」
ぶ「はぁ…」(読みたいような面倒くさいような(^^;) )
同「じゃぁ持ってきますよ」
というような遣り取りがあって、お借りしました。
高校の頃から「いつかは…」と思っていたのも事実ながら、先日の神田散策で書泉に寄ったときに「つげ義春×書泉フェア」をやっているのに気づいてもスルーしてましたし、ある意味で押し貸しはありがたいタイミングでした。
さて、読んでみて思ったこと。
・歳を取ってから太宰を読んだときと同様、こういうのは若いときに読まないと素直に「スゲー!」って思えない。(^^;)
・今まで読んできた多くの作品にパロディが仕込まれていたことに気づかされる。
・やっぱり絵が受け付けられない。(><)
・この作品以前は売れずに苦労したり、この作品以降は“こういう作品”に対する期待に悩んだりしたそうですが、なんか納得。※画像はクリックで拡大します。
若い頃に、同じような“訳の分からない”漫画を「なんかスゲー」と読んでいました。そういう頃に一番に読むべき作品でしたね。そして、その頃に読んでおけば、今まで読んできた漫画に登場するパロディーも楽しめていたことでしょう。
ただ、ちょっともったいないことをしたとは思いますが、今からガッツリ読もうとも思えませんな。\(^o^)/ 次は友人から薦められている“旅物”を読んでみることにいたしませう。
(byぶらっと)
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コメント
わはは。
つげは今から読むとしんどいよね。
厨二病を今からこじらせてもね。(笑)
映画で楽しむのもありだよ。(・ω・)ノ
竹中直人の「無能の人」なんかは面白いからさ!
投稿: 囃屋 佗助 | 2015年4月 7日 (火) 03時22分
ぶらっとさんは正直だなあ(≧▽≦)ゞ
Amazonのリンク先を見てきました。
気が利くレビュー投稿者氏のおかげで収録作品がわかりました。
これだけ盛り込んで文庫ってのがいいですね。
次に旅ものを読むということは、同僚さんは「紅い花」というタイトルの巻も買われたのでしょうか。
この2冊ならいつでも読めるように枕元に置いておきたいくらいです。
同僚さんのアンテナの特性がますます気になりますね。
投稿: こじゃる | 2015年4月 7日 (火) 20時34分
>佗助さん
ホント、今さらなんだよね。
学校帰りに漫研部屋に入り浸っていたあの頃に出会っていれば...
漫画か映画か、まぁ焦らずゆっくりと楽しみたいと思います。
>こじゃるさん
正直なのかなぁ...(^^;)
同僚さんはまだ2冊目には手を出していませんよ。
どちらかといえば、「長八の宿」とか私がこじゃるさんからのお薦めをプッシュしている感じです。
次は「紅い花」ですね。φ(・ω・ )メモメモ
投稿: ぶらっと | 2015年4月 8日 (水) 00時18分