« メリークリスマス! | トップページ | 「相田家のグッドバイ」読了 »

2014年12月25日 (木)

『幕末遣欧使節団』

芋づる式の2冊目は、本命の『幕末遣欧使節団』です。オールコックの提案により実現した使節団で、その目的はヨーロッパ各国を回り、開港開市延期交渉を行うこと。しかし、オールコック的には、ロンドン万博に日本人を参加させることだったようです。

これを読んでいると、使節団の追体験が出来ます。(笑) 最初は胸躍る感じで、パリに魅了され最先端技術に驚く。しかし、イギリス・オランダ・プロイセンと回っていくうちにどこも同じで感動が無くなっていく。本を読んでる自分もそんな感じでした。(ノ∀`)・゚・。 しかし、所々で面白い話が出てくるので、最後まで楽しく読むことが出来ました。

例えば、旅の準備では「旅先で異国の履き物などを履かないようにとわらじを200足用意したが使わなかったので帰りに置いてきた。」とか。オールコックには荷物が多すぎるとかなり怒られた様子。(笑)
他にも、オールコックはロンドンの近代化された街に驚くだろうとほくそ笑んでいたら、先にパリで度肝を抜かれたもんで、ロンドンに着いた時はがっかりだったとか。団員の日記には「ロンドンは江戸より栄えていない」とまで書かれる始末。(^^;
そんな感じで行程の中に、ちょこちょこ笑えるところがあります。

そんな使節団ですが、戻ってみると日本は尊皇攘夷で揺れまくり。誰も使節団の成果を取り上げることはありませんでした。さぞや残念だったろうと思っていたのですが、案外ドライだったかもしれません。と言うか、個人によってかなり違う想いだったと推察されます。

面白い本でしたが、この講談社学術文庫は出版時期を逃すと手に入りません。(^^; もう絶版状態です。古書なら手に入りますが。こんな時、図書館は偉大だと思います。(笑)

(byふらっと)

|

« メリークリスマス! | トップページ | 「相田家のグッドバイ」読了 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139095/60799648

この記事へのトラックバック一覧です: 『幕末遣欧使節団』:

« メリークリスマス! | トップページ | 「相田家のグッドバイ」読了 »