ANATOMY SCULPTING
彫刻家、片桐裕司氏の造型テクニック本です。
別にリアル造型がしたい訳ではないのですが、ある程度リアルを理解していないと格好いいフィギュアは作れないということは身にしみています。人体図の美術書なども買いましたが、二次元で見せられても分かりにくいというか、ピンとこないんですよね。
立体を作りながら解説というのは、自分向きではないか!と言うことで、購入しました。
本の構成は、片桐氏の作品紹介→頭部(骸骨~筋肉~皮膚)→男性の身体→女性の身体→老人の胸像→子供の胸像の順です。頭蓋骨からして理想は西洋人なのだな。orz ・・・じゃなくて、ここから必要か?と言われれば、まぁ必要ない気もしますが改めてみると面白い。
そして作った頭蓋骨に筋肉を意識しながら盛りつけて行きます。その筋肉に沿って皮膚が盛られて、頭部が完成します。途中は超大型巨人ですよ。(笑) しかし、顔の曲面って本当に複雑ですね。
わたし的に一番期待した男性の身体造型です。やっぱり絵で見るより分かりやすいです。
筋肉や筋の流れを意識して作ることが大切だと言うことが分かります。
作品紹介や胸像の頁はパラパラ見るだけになっちゃってますが、男性・女性の身体はじっくり読み込んで何度も見てしまいます。少々お高いですが、お薦めのテクニック本です。
(byふらっと)
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