四十八人目の男
本棚を整理していたら二十代前半に読んだ本が出てきたので、なんとなく読み返しています。実家のある横浜を代表する作家、大佛次郎著「四十八人目の男」(徳間文庫)です。
「大佛」は「大仏」の旧字体ですが、「おさらぎ」ですよ。「だいぶつ」じゃありませんから。(^^;) と、お約束のネタをかましたところで、内容の紹介など。
この作品は、赤穂浪士の討ち入りを題材にした時代小説です。討ち入りを果たしたのは47人ですが、討ち入り前に脱落した浪士もおり、その中の一人を取り上げています。当然すべてが史実というわけではありませんが、討ち入りに至るまでの心情の変化など面白く読み返しています。
帯に「今月の新刊」とありますが、もちろん現在ではありません。文庫化された1988年のことですが、最初に出版されたのは昭和26年のことだそうです。今読んでも面白いって、時代小説は偉大ですね。
大佛次郎は“はまれぽ.com”でも取り上げられていましたが、大の猫好きだったとか。
2年ほど前に横浜に行ったときに記念館の前まで行ってきましたが、記念館の入り口から猫の置物がそこかしこにありました。“はまれぽ”の記事を見ると、中もすごいみたいですね。何度か前まで行っているのですが、中に入ったことはないんですよ。次の機会には入ってみたいと思います。
ところで、赤穂浪士といえば「戦国鍋TV」の「AKR四十七」ですよね。
もうね、「四十八人目の男」を読んでいても「源吾のゴはごはんのご!」とか「仇討ちしたいんだもん!」とか頭の中に浮かんできて困ります。
「なんとなく歴史が学べる」どころか、どんどん歴史が分からなくなってます。(><)
(byぶらっと)
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