How to make G.K.(15)
「HowTo」カテゴリでキットを作る15回目、「3.表面処理 (4)サフ吹き」です。
ちょっと間が空いてしまいましたが、HowTo再開です。
前回までで見て分かる程度の気泡など、一応の表面処理はできています。
しかし、そのままでは見えない微細な気泡や細かいキズなどがあるもの。それらを確認するためにここでサフを吹きます。
◆サフ(サーフェーサー)って?
Mr.カラーやタミヤなど、各社から模型用に出ているスプレー缶のものが便利です。
1000とか1200というのは粒子の細かさ。それぞれ1000番、1200番のヤスリで表面処理の効果が出るということ。以前も書いたとおり、私がフィギュアを組む場合は600番くらいまでしかヤスりませんので、どっちでも大差ないです。が、吹いたときにダレにくい気がするので1200を使っています。
細かいパーツや入り組んだパーツは、以前紹介した瓶入りのものをシンナーで薄めてエアブラシする事もあります。そこら辺は慣れてくれば作業効率との兼ね合いで自分好みが出てくると思いますので、初めのうちはお手軽なスプレー缶でいいんじゃないかと。
気を付けないといけないのは、缶の残りが減ってくると粒々になったりダレたりし易くなること。残量の少ない缶は仕上げに使わないようにしましょう。
◆パーツに持ち手を付けよう
スプレー缶やエアブラシ塗装では必須ですし、筆塗りでも小さなパーツを指で摘んで塗るのは難しいもの。
軸用の穴に爪楊枝や竹串を挿したり、先に固定してしまった軸をクリップで摘んだりして持ち手を付けます。 「ペインティングクリップ」などの商品は廉価で便利ですよ。
スプレーの風圧でパーツが取れないように、しっかり固定出来ていることを確認してください。
◆サフを吹いてみよう
スプレーやエアブラシの塗装で気を付けるのは、入り組んだ奥の方から吹くということです。
「まんべんなく」とか「ムラにならないように」も大事ですが、奥から吹かないとそれらも失敗し易くなります。
奥まったところに吹けば、手前にも塗料が掛かります。先に手前を吹いてしまうと、奥を吹くときに手前が厚塗りになってしまうのです。
逆に奥から吹けば、手前は掛かっている塗料で足りない分を吹けば良いので、ムラにならずにまんべんなく吹くことができるという訳です。
あと、平らな面は正面からではなく、斜めに吹きます。 風の流れを意識すると良いみたいです。
◆気泡埋めとサフのサイクル
キャストのままだと見えなかった気泡やパーティングラインが目立ってきたと思います。
この後は修正とサフ吹きを根気よく繰り返すことになりますが、あまり何度もサフを吹くとモールドヤスジ彫りまで埋まってしまいますので、なるべく効率よく少ない回数で何とかしたいもの。
その辺のコツは次回へ。
(byぶらっと)
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