「ハルチカ」シリーズ
上条ハルタと穂村チカの青春ミステリを文庫になっている3巻まで読みました。最近読んだものと同様に日常系ミステリで、廃部寸前の吹奏楽部が部員を増やしながら普門館を目差す中で登場人物達の問題や悩みを解決していきます。
最初のうちは、凄腕の演奏家なのに何らかの事情で吹奏楽部に入っていなかった人達の問題を解決することで、一人ずつ部員が増えていきます。部員候補じゃない人を助けることもありますが、いずれにしても解決によって悩んでいた人が救われる展開なので読み終わった後の気持ちが良いです。
「退出ゲーム」を読んだら面白くて、すぐに「初恋ソムリエ」と「空想オルガン」も購入しました。こういった発想の面白さで勝負するミステリは尻すぼみになるケースも多いですが、このシリーズはどんどん面白くなります。
ちょっと驚いたのが、3巻の発売から2カ月ほどで表紙イラストが刷新されたこと。うちは旧版で購入したので上に貼った画像の表紙ですが、現在売られているのは下のamazonアフィリエイト画像の表紙です。
旧版の表紙も1・2巻に比べて3巻は雰囲気が変わっていますが、新版はさらにアニメチックになりました。もしかしてアニメ化でも狙っているのでしょうか?(^^;)
ちなみにハードカバーは現在4巻目となる「千年ジュリエット」まで出ていますが、文庫化はまだのようです。
そしてお話はまだまだ続きそう。
3巻では顧問の先生の過去の謎などがほのめかされたままなので、先がとても気になります。早めの文庫化&続刊を期待しています。
(byぶらっと)
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