中秋の名月
本日は中秋の名月。そして、みごとな満月でございます。 えっ? 中秋の名月なら満月なのは当たり前だろうって?
あにはからんや。「中秋」とは「秋の中日」のことで、旧暦8月15日を差します。で、月齢の関係で十五夜が必ずしも満月とは限らないらしいんですよ。
この理屈を書き始めると長くなりますので、専門的な説明は友人のblogをご覧ください。(と、難しい説明は丸投げする。(^^;) )
来年以降、数年は中秋と満月は一致しないらしいです。次に中秋の名月が満月になるのは2021年9月21日だそう。 せっかく天気も良かったので、今日は中秋の名月を堪能しました。
実は今日のために、以前その友人から勧められた「10分で完成! 組立天体望遠鏡」を買ってみました。(カスタマーレビューを参考にできるようamazonアフィリエイトを文末に貼っておきますが、ここでリンクしたアストロアーツの通販の方が送料がちょっとだけ安いです。)
15倍と35倍がありますが、クレーターをバッチリ見たいので35倍を選択。鏡筒の半割が入っているにしては箱の薄さが意外でしたが、精度の高いレンズを使ったしっかりしたもののようです。
組み立てはとっても簡単。説明書に従って、昨日のblogを書きながら片手間でやっても20分は掛からなかったかと。作っている様子の動画がYouTubeに公開されているので、興味がある方はそちらをご覧ください。 完成して月を見てみると、とても鮮やか。月が望遠鏡の視野いっぱいに広がります。
いつもは35mm換算で600mmの望遠レンズを使って撮影していますが、それをトリミングして拡大したそのままが肉眼で見られます。3千円ちょっと(送料込み)でこれだけ見えるなんて、ちょっとした感動ですよ。
難を言えば、倒立像なので慣れないと月を捉えにくいですかね。あと、視野が狭いので、ものの数分で月が視野から外れてしまいます。(><)
前出の友人から教わったコリメート法で撮影もしてみました。 簡単に言うと、望遠鏡をデジカメで覗いて撮影する方法です。しかし、望遠鏡を月に合わせるのすら難しいのに、望遠鏡越しでカメラの真ん中に捉えのは至難の業。さらにコンパクトデジカメのAFではなかなかピントが合わないし。
本格的な天体望遠鏡用にはコリメート撮影のためのアダプターなんかもあるようですが、この望遠鏡は肉眼で見て満足するくらいがちょうど良いようです。
ちなみに、Googleさんのトップも中秋の名月になっていましたよ。
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コメント
おおっ!色々と試されていますなぁ。
色々なところで「今回の仲秋の名月は満月」と出ていますが「国立天文台 暦計算室」の「月齢」ですと「9月19日」は「13.6」で月齢15では無いんですよね・・・。
なお、次回「仲秋の名月が満月」なのは「8年後」らしいですよ。
投稿: ハギハラ | 2013年9月20日 (金) 20時23分
■ハギハラさん
いろいろと教えていただいたおかげで、楽しませてもらってます。
国立天文台のサイトを確認しましたが、13.6は正午の月齢みたいですね。そのサイトで「19日の20時13分が満月」とされているので、8時間13分で月齢はもう少し15に近づくのかな?
それにしても20日の正午月齢が14.6なので、19日は月齢15には程遠いですね。Q&Aのページには「15前後であれば満月」とありますが、月の周期が29.5日だから半分は15に満たないような...?
考えるほど訳が分からなくなってきました。月齢、奥が深いです。(^^;)
投稿: ぶらっと | 2013年9月21日 (土) 07時11分
何なんでしょうね、月例。
さて、実は「15倍」ですが、「正立望遠鏡」も同じシリーズであったりします。汎用性を考えれば、こちらの方が良いかもしれません。
この「組み立て式望遠鏡」は「土星の環」も見えますので、そろそろシーズンオフになりますが「土星」と「金星」が「18時半」くらい、北西の空低くに見えますので、チャレンジしてみてください。二つとも明るく輝いているので見つけやすいと思います。
鏡筒、「WRブルー」に塗られてみたらいかがでしょう?
投稿: ハギハラ | 2013年9月22日 (日) 07時22分
■ハギハラさん
15倍の正立もバードウォッチングなんかには良さそうですね。
当面は土星や金星より月面X狙い。いずれはプレアデス星団にもチャレンジしたいです。
鏡筒にイラスト入れたりも考えましたが、素人的には白×黒の天体望遠鏡チックな方がアレンジするより面白く感じます。
投稿: ぶらっと | 2013年9月22日 (日) 22時06分