How to make G.K.(11)
「HowTo」カテゴリでキットを作る11回目、「2.仮組 (4)組み立て」です。
軸打ちが一通り終わったら、いよいよ組み立てです。
軸を入れ、不安定な部分はマスキングテープで仮留めしつつ組み立てます。 組上がって形になると、色が着いて完成した姿を想像してワクワクしてくると思います。
楽しいのはもちろんですが、今後の作業のためにも色々チェックしましょう。
【パーツがハマらない】
ゲートなどの削りが足りなくてパーツが合わないところは、仮組みしながら調整します。
っていうか、調整しないと組み立てられません。(^^;)
これ以外の以下の部分は、今の段階ではチェックだけしておきます。
後で纏めて修正できるように、赤エンピツや赤シャープペンで印を付けておきましょう。 ※印を付けるのに油性マジックは厳禁です。サフを吹いても塗装をしても下から浮き出てきて始末に負えなくなります。
【パーツの合いがギリギリ】
キャストの伸縮によりパーツがやっとハマるくらいギリギリすぎる場合、塗装の厚みでパーツが太る分も計算してヤスリでほんの少し多めに削る必要があります。
削るべき接合面を赤エンピツで塗っておきましょう。
【パーツの合いがユルユル】
逆にパーツの合わせ目に隙間が開きすぎる場合はポリパテ(モリモリ)で補修することになります。
これは気泡埋めと一緒にやると効率が良いです。
【気泡、パーツ掛け】
キャストに入った気泡や、ゲートを削り過ぎてしまったカケなど、まとめて埋められるように印を付けておきます。
サフを吹かないと見えないような小さな気泡やキズは後回し。この段階ではすぐに見つかるような大きなものをチェックしておきます。
【組み立て順】
塗装後に組み立てる段になって組んだりバラしたり試行錯誤すると、せっかくの塗装が剥がれるリスクが高くなります。
組立の際に干渉するところ、組み立てる順、パーツをはめる方向など、シミュレーションしておきましょう。
キットによってはパーツの分割の都合で、塗装する前に接着したり、接着した合わせ目をパテ等で埋めた方が良いこともあります。そういう部分がないか、良く確認しておくのも大事です。
また、組み立てると隠れる部分、見える部分を見極めておくのも良いです。
見えなくなってしまう所は仕上げの精度を上げても仕方ないですから、手を抜ける場所を押さえておきましょう。(^^;)
【変形しているパーツの補正】
細長いパーツなどは、梱包されている状態で曲がってしまっている事があります。
仮組の際に他のパーツとの干渉などもチェックしながら直しておきます。
直し方は簡単です。
耐熱性の容器に熱湯を用意し、曲がっているパーツを入れます。熱で柔らかくなったら正しい形に矯正して冷ませば終了。
この方法はカプセルフィギュアなんかにも使えますので覚えておいて損はありません。
※当たり前の事ですが、やけどには十分注意してください。
仮組の大まかなチェックポイントはこんなところでしょうか。
次回から、チェックした場所を直しながら表面処理をしていきます。
(byぶらっと)
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