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2013年5月 9日 (木)

「腕抜探偵」読了

Udenuki

「腕貫探偵」と、その続編「腕貫探偵~残業中」(西澤 保彦 著/実業之日本社文庫) を続けて読みました。
探偵が直接事件を解決せず、事件の当事者にヒントを与えるだけという変わり種の推理小説です。

この探偵さん、まったく華がありません。黒い腕貫きをした特徴のない容姿に、まったく融通の利かないお役所仕事的な対応は、一昔前の公務員のテンプレートそのもの。探偵さんは通称“腕貫さん”で通され、名前すらない徹底ぶり。
解説によると「安楽椅子探偵(アームチェア・デテクティヴ)」ならぬ「腕抜探偵(アームカバー・デテクティヴ)」とか。確かにそこがこのお話しのミソなんですが、解説は「それが言いたいだけちゃうんか」という失笑が押さえきれないのはご愛敬。(--;)
一つ抵抗があるとすれば、登場人物の名前が凝り過ぎていることでしょうか。続編ではだいぶマシになりますが、初登場時だけルビを振られても読めないような名前が続出でイマイチ集中して読めません。

で、「読んでいて面白いか?」と問われれば、正直「微妙~(^^;)」なんですよ。ただ、続編を読みたくなるくらいには気になる。正に「華はないが味はある」って感じ。
お堅い一辺倒だった“腕貫さん”も、「残業中」と題された続編では勤務時間後のプライベートな面を見せたりして馴染みやすくなりますし。

この2冊は短編集となっていますが、もう1冊長編が出ているらしいので、そのうち読んでみたいと思います。

(byぶらっと)

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コメント

あ、腕貫探偵新版出たんですね。
最初読んだ時、「腕貫さんは本当に存在しているのだろうか…?」と悩みました。
西澤作品はぶっちゃけ何があってもおかしくないと思っているのでw
長編は読んだ事ないです。
今度読もう。

投稿: かめ | 2013年5月11日 (土) 10時24分

■かめさん
確かに、初めのうちは腕貫さんの存在自体に裏がありそうな気がしましたね。(^^;)

この長編は私も気になるので、今読んでいる本が一段落したら読みたいと思います。

投稿: ぶらっと | 2013年5月11日 (土) 23時25分

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