よつばとリューシカ
リューシカ・リューシカの3巻がやっと手元に来ました。
発売日は11月22日だったのですが、上野のbook expressで作家さんのサイン会があると聞き、11月10日に予約。昨日がそのサイン会でした。
ワンフェスのネタを探していてたまたま出会った作品ですが、ネット上で「『よつばと!』に似てる」とか「『よつばと!』のパクリ」などという書き込みを見ることがあります。
好意的な見方では「『よつばと!』は子供を見守る大人の目線から書かれた作品、『リューシカ』は子供の目線で世界の不思議を書いた作品だから全然違う」という意見も。
たぶん「似てる」と言う人は、ちゃんと読んでないんじゃないかな。(^^;)
「よつばと!」はよつばを見守る大人達が、よつばと一緒になって子供のように楽しんでいる姿が良いと思うのです。部屋の中でシャボン玉なんて普通なら叱りそうな場面でも一緒に遊んじゃう...というより、よつばと取り合ってどうする!∑(=゚ω゚=;)
そんな童心に返る大人達が羨ましいなと読む作品じゃないかと。
一方の「リューシカ・リューシカ」は子供ってこんな風に考えるんだと感心したり、自分も子供の頃にこんな事考えたなぁと懐かしがったりする作品。
自分自信が童心を思い出せるのが良いのですよ。
「似ている」と言われる2作品が4日違いで出版されたことで、読み比べる良い機会になりました。
「リューシカ・リューシカ」の第1話と最新話はWEBで読めるので、読んだことのない方は是非!
(byぶらっと)
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コメント
どう考えてもよつばとのパクリだろ
これが認められるなら何やってもいいことになる
最初に考えた発案者の発想を馬鹿にしすぎ
投稿: | 2012年8月 1日 (水) 10時23分
■名無しさん
本やマンガを読んだ感想、作品への思い入れ等は人それぞれでしょう。
名無しさんのように考える方もいれば、私のように考える人もいるってことで。
ちなみに私は「よつばの周りにはいろんな考え方の大人がいる」っていうのを楽しむのも「よつばと」の面白さじゃないかと考えています。
「リューシカ・リューシカ」はもっと狭い世界で、リューシカの行動を通して童心を懐かしむことに特化していると区別しています。
近頃はなんでも「パクリ」という一言で簡単に済ます風潮がありますが、似ているものをすべて「パクリ」と呼んでいたら、物語はシェイクスピアの時代で停滞してしまいます。「よつばと」と「リューシカ・リューシカ」が似ているのは事実としても、「よつばと」が子供の情景を描いた最初のマンガとは限らないでしょうし。
もちろん「パクリ」「トレース」は忌むべきものですね。
投稿: ぶらっと | 2012年8月 1日 (水) 23時31分
>ぶらっと
上の名無しですけど
>ちなみに私は「よつばの周りにはいろんな考え方の大人がい>る」っていうのを楽しむのも「よつばと」の面白さじゃないかと>考えています。
>「リューシカ・リューシカ」はもっと狭い世界で、リューシカの行>動を通して童心を懐かしむことに特化していると区別していま>す。
ならなんでこの長い漫画の歴史の中で
よつばと!が生まれて数年でこんなにも同じような漫画が生まれてんの?ウサギドロップにしてもそう
おかしいだろどう考えたって
何がパクリで済ます傾向だ
こんなことが曲がり通ってる世の中のことを考えると泣けてくるわ
投稿: | 2012年8月18日 (土) 14時59分
■名無しさん
あなたの「よつばと」を愛する気持ちは理解できました。
ただ、「パクリ」と「類似」の感じ方は人それぞれだと思います。
まぁ、マンガにも流行はありますから、日常4コマが流行れば同じようなものが雨後の竹の子のように出てきたりするのは仕方ないのでしょう。
「私はパクリとは感じられませんでした」ということです。
本当のパクリやトレースは出版社が謝罪して回収している事例もある中、「リューシカ・リューシカ」については「似ている」と言う人もいますが、そういった話にはなっていません。
ただ、どうしても許せないと言うのであれば、出版社などに抗議してみてはいかがでしょうか。
投稿: ぶらっと | 2012年8月19日 (日) 00時46分
今更読んだのですが、セリフのデフォルメ具合(特に第一話)は確かによつばっぽいなと感じました。
セリフを追っていく読み方をする人はその印象を拭えないのかな。
ただ、記事でも指摘のある通り、話の構造としては全く似てないですね。
これをよつばと!のパクリというなら、よつばと!がクレしんのパクリとかいう暴論の方が、よっぽど説得力があると思いました。
投稿: ぺんて | 2021年3月16日 (火) 14時04分
>ぺんてさん
10年近く経ち、媒体など作品を取り巻く環境や、「よつばと!」のような息の長い作品の中では主人公を取り巻く人間関係など、色々変わってきたところで改めて考える機会となるコメント、ありがとうございます。
パクリ、オマージュ、インスパイア、リスペクト、パスティーシュ、パロディ...いろんな形がある中で、あれから10年経っても難しい問題だと思います。何より、人によって受ける印象の違いが、10年前のコメントのすれ違いを生むのでしょうね。
今やマンガもアニメも作品数が桁違いに増え、似たような作品もいよいよ多くなってきている気がします。そんな中から、自分の好きな作品を推していけると良いなと思います。
ちなみに私は、「よつばと!」は発売ペースが遅いながらも今でも楽しみにしている作品です。
「リューシカ・リューシカ」は随分前に完結してしまっていたようですね。と、こんな書き方をするとおり、最後まで追いかけきれませんでした。
10年前のあの時に人によって感じ方が違ったように、同じ人(私)にとっても10年の歳月で好みや興味が移り変わる。そんな世界で作品を生み出し続ける作家さんは、スゴイと思います。それらの作品に簡単に「パクリ」とは言わないようにしたいです。
投稿: ぶらっと | 2021年3月17日 (水) 00時26分