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2011年10月22日 (土)

ビブリア古書堂の事件手帳

Biblia_1

副題に「~栞子さんと奇妙な客人たち~」とあるとおり、古書店に現れる風変わりな人々の人生と彼らが持ち込む古書に纏わる因縁を解き明かすミステリーです。

「古本屋の娘に生まれた遠子先輩が、編集者にならずに家業を継いだ世界線で、怪我で入院した病室に引きこもってNEET探偵をしているような」と例えると、一部のラノベ好き・アニメ好きな方には分かりやすいかと。(^^;) 古書について蘊蓄を語り出すと目を輝かせて止まらないところは“文学少女”シリーズの遠子先輩、病室に集まる断片的な情報から謎を解き明かす様は「神様のメモ帳」のアリスを彷彿とさせます。題材となった文学作品を読みたくなるというところも、“文学少女”シリーズと通じるものがあります。
だからと言って二番煎じという感じはなく、登場人物たちがとても良い雰囲気を醸し出しています。舞台も大船~鎌倉というのも風情があって良いです。
本が好きな人ほど楽しめると思うのでお薦めですよ。

ちょうど読み終わったところで、来週には2巻が出るようです。
 
あと数日が楽しみ!o(^-^)o

ただねぇ...(以下、続きを読むへ)

Biblia_2

「一回忌」って何よ!っていうのだけ気になりましてね。
以前にも「編集者なにやってんの?」的なことを書きましたが、本当にしっかりして欲しいです。(^^;)
亡くなって1年目は「一周忌」、2年目が「三回忌」です。

少し前に、校閲が如何に大変かというネット記事を読みました。
せっかくのお話しだけに、こういう細かいところに詰めの甘さを見せてほしくないのですよ。

(byぶらっと)

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コメント

 三上延さんの作品はデビュー作から初版で全部持っています。
 まぁこの「ビブリア~」はどうしても「文学少女」を彷彿させてしまう感じですが、私はこちらの方が好きですね。

投稿: ハギハラ | 2011年10月22日 (土) 21時43分

■ハギハラさん
私はこの方の作品は初めて読みました。
レビューサイトで見た感想では、この作品で作風が変わったとか。他の作品もちょっと興味が湧いてきます。

“文学少女”と比べてどっちが好きというより、この作品として十分楽しめました。
ただ、短編というスタイルが、ミステリーとしても人間ドラマとしてもちょっと物足りないかな。でも、短編を跨いで登場人物が絡んでくるのは、面白かったですよ。

投稿: ぶらっと | 2011年10月23日 (日) 20時55分

 そうですか、他の作品も気になるのでしたら。そうですね…個人的には「シャドウテイカー」が好きです。どの作品にしろ「ハッピーエンド」ですので読み終わった後もスッキリする感じですね。

投稿: ハギハラ | 2011年10月23日 (日) 21時05分

■ハギハラさん
お薦め作品の紹介、ありがとうございます。
今積んでる大量の本(^^;)が片づいたら、チャレンジしてみます。

投稿: ぶらっと | 2011年10月24日 (月) 19時50分

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