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2011年8月29日 (月)

去りゆくものへの郷愁?

本日のYahooニュースのトップページにこんな記事が掲載されていました。

---(ここから引用)---

生産終了寸前スバル「サンバー」人気高まる 限定車いずれも完売、注文も増える
J-CASTニュース 8月29日(月)10時52分配信

 半年後に生産を終える富士重工業(スバル)の軽商用車「サンバー」の人気がにわかに高まっている。2011年に2回発売した青いWRC(世界ラリー選手権)カラーの限定車はいずれも完売。また、専用車として指定されている運送業の「赤帽サンバー」は、全国のオーナードライバーから注文が増えている。

 スバルは軽自動車の自社生産から順次撤退しており、サンバーは最後に残った車種。2012年2月の生産終了が近づくにつれ、惜しむ声が高まりそうだ。

---(ここまで引用)---
※ニュースは長いので、「続きを読む」に全文を引用しておきます。

よくニュースで見るのが、「利用者の減少で×××が廃止されるので、別れを惜しむお客さんで大混雑」という類のお話。ここ数年でパッと思いつくのだと、ブルートレインとか多摩テックとかが印象に残ってます。
で、その度に「そんなに惜しむくらいなら、普段からもっと利用すれば良かったのに」「日常的にこの半分でも利用者がいれば、廃止なんてことにならなかったのに」と思います。

今回のサンバーも、そんな一例かもしれません。
サンバーを始めとするスバルの軽自動車の優秀性がもっと早くから認知されていれば、もっとバンバン売れていれば、生産終了なんてことにはならなかったでしょう。
もちろん、18年も車を買い替えない自分を棚に上げる気はありませんが、愛車は壊れないし、かと言って複数台は持てないし、いかんともしがたい。(^^;)

うちのblogも、今月初めにサンバーWRブルーの記事を書いてから、検索サイトから「サンバー」でいらっしゃる方でアクセス数が2割増しくらいになっています。それほど注目されているんですね。
最後にこんなにニュースになって、多くの人に惜しまれつつ有終の美を飾れるなんて、富士重工業が半世紀も続けてきたクルマ作りも報われるというものです。(T^T)

今日の写真は、先週新宿で見かけたケバブ屋さん。Sambar_kebabu ワインレッドのサンバーにケバブ屋台を載っけて、ヒゲのイケメン外国人さんが販売していました。
街で移動販売などに使用されるサンバーを見かける度にblogネタにしていますが、こういう楽しみも減っていくんですね。(´・ω・`)ショボーン

(byぶらっと)

---(Yahooニュースより全文を引用ここから)---

生産終了寸前スバル「サンバー」人気高まる 限定車いずれも完売、注文も増える
J-CASTニュース 8月29日(月)10時52分配信

 半年後に生産を終える富士重工業(スバル)の軽商用車「サンバー」の人気がにわかに高まっている。2011年に2回発売した青いWRC(世界ラリー選手権)カラーの限定車はいずれも完売。また、専用車として指定されている運送業の「赤帽サンバー」は、全国のオーナードライバーから注文が増えている。

 スバルは軽自動車の自社生産から順次撤退しており、サンバーは最後に残った車種。2012年2月の生産終了が近づくにつれ、惜しむ声が高まりそうだ。

■軽はダイハツから供給を受けることを決める

 富士重は4月にステラの生産を終えた。これにより、同社の軽乗用車はすべてダイハツ工業からのOEM(相手先ブランドによる生産)調達に切り替わったことになる。現行のステラはムーヴ、プレオはミラ、ルクラはタントエグゼのバッジを変えたモデルだ。サンバーも2012年2月以降はダイハツからハイゼットの供給を受けて販売を継続する予定になっている。

 富士重が軽の自社開発・生産から撤退すると発表したのは2008年4月。水平対向エンジンや4WDシステムを積む小型車、中型車に経営資源を集中するために決断した苦渋の選択だった。世界シェア1%の小メーカーが生き残るためには、二兎は追えないと判断。国内ローカル商品の軽はダイハツから供給を受けることにした。

 こうして消えることになった自社生産のサンバーだが、その成り立ちはユニークでファンが多い。まず、駆動方式はポルシェ911と同じRR(リアエンジン・リアドライブ)。エンジンは軽では数少なくなった4気筒(ほかにはダイハツ・コペンのみ)。足回りはこれも軽では珍しい四輪独立懸架だ。また、車体はモノコックではなくフレーム構造。前輪のホイールアーチの張り出しは乗員のシート横にあり、足元が広いフルキャブタイプとなっている。

■一般のスバルファンも「最後のスバル製軽」と注目

 サンバーは富士重がスバル360で自動車事業に参入した1958年から3年後の1961年に発売された。モデルチェンジを重ねながらも、RRの駆動方式やフレーム構造、四輪独立懸架は受け継がれている。基本構造が変わらないだけに古さやオーバースペックも目立つが、トラック、バンとも耐久性や使い勝手は評価が高い。エンジンに専用部品が組み込まれる赤帽サンバーは、オーバーホールなしに30万キロ走った例もあるという。

 スバル製サンバーが2012年2月に生産終了になると聞いて、赤帽のオーナードライバーの間では、いま使っているサンバーの耐用期間がまだ先にも関わらず新車を発注する動きが広がっている。また、一般のスバルファンも「最後のスバル製軽自動車」として注目し始めた。2012年3月からはトヨタ自動車と共同開発中のスポーツカーを生産開始するため、サンバーの生産終了時期は動かせない。スバルの軽生産は繁忙のうちに54年の幕を閉じることになりそうだ。

---(Yahooニュースより全文を引用ここまで)---

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コメント

>いま使っているサンバーの耐用期間がまだ先にも関わらず新車を発注

わかります、真似できないけどよくわかります。
それだけ信頼されてるって企業としてすごいことじゃないですか。
でもその信頼が役に立たないなんて寂しいことです。

ぶらっとさんとことネタがかぶってたのでちょっと嬉しいですww

投稿: こじゃる | 2011年8月30日 (火) 06時13分

「トヨタ自動車と共同開発中のスポーツカーを生産開始するため」
・・・この文言が悔しい・・・

投稿: 和紀 | 2011年8月30日 (火) 12時32分

■こじゃるさん
私も真似できません。(^^;)
でも、これほどの信頼を勝ち得たメーカーの車に乗っているのは、ちょっと誇りに思います。
この信頼が軽自動車の存続に直接つながらないのは残念ですが、車種は絞っても変わらぬクルマ作りを期待したいです。

これからも一緒にサンバーの移動販売者を探しましょう!(^-^)

■和紀さん
まぁ、FT86がなくても軽自動車を自社開発する体力が無くなっていたのも事実でしょうし、悔しいけど仕方ないですね。
買い支えきれなかった我々にも責任の一端は...。(^^;)

投稿: ぶらっと | 2011年8月30日 (火) 23時02分

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