人山の黒だかり
少し前に読んだラノベに「人山の黒だかり」って書いてありました。
Σ( ̄ロ ̄lll)
敢えてタイトルは伏せますが、某大手レーベルの「幕末に魔法が存在したら」という興味深い世界観で、ストーリーも面白いしイラストも綺麗な作品です。
ネタとしてワザと使うことも多い表現ですが、文脈から本気で間違えたことは明白。若い作家さんはともかく、編集者さんはしっかりチェックしてあげないと。(^^;)
茶髪・金髪が当たり前な今時の若者には、もしかして「黒山の人だかり」ってぴんと来ないんですかね。言葉は時代と共に変わるっていうけど、意味を見失ってうろ覚えの音だけで使うからこういうことになるんでしょう。
ネットの書き込みを見ていても、「端目八目」「玉石混合」「触手が伸びる」「後先短い年寄り」「足下を見透かされる」等々、ネタには事欠きません。漢字が分からないとき、一昔前なら辞書を引くから間違いに気付いたのに、今はPCや携帯がそれっぽい漢字に変換してくれちゃうのも良くないのでしょう。(;´д`)トホホ…
件の作家さん、江戸時代の庶民生活や道具なんかは相当調べて書いているように見受けられますが、ルビが「まつだいらしゅんごく」だったりするのは非常に残念だったり。(´・ω・`)
盗作騒ぎで編集者の質が問われることも多い昨今ですが、もっと基本のところでしっかりしてほしいものです。
(byぶらっと)
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コメント
「端目八目」→「傍目八目」
「玉石混合」→「玉石混淆」
「触手が伸びる」→「食指が動く」
「後先短い年寄り」→「老い先短い年寄り」
「足下を見透かされる」→「足元(下)を見られる」
こんな感じですかね?
松平春嶽?春岳?春獄?
調べてみたら色々出てきて?いっぱいです(^^;
読みはみんな「しゅんがく」なんですけどね・・・
投稿: | 2011年7月28日 (木) 22時30分
まるで 映画化もされた某小説の
「真っ赤な真紅の絨毯」みたいですね
投稿: ねこ | 2011年7月29日 (金) 14時47分
■あ~る匿名(^^;)さん
全問正解、流石です。
「ふいんき(←なぜか変換できない)」なんてネタもありますが、「ぎょくせきこんごう」くらいだと普通に変換できちゃいますね。
「はためはちもく」(って読んでるのかな?)になると一発では変換できませんが、一文字ずつ頑張ってる?
何にしても、本を読むって大事だと思います。せめて怪しいときは、漢字変換で終わりじゃなくネットの辞書でも引けば、言葉を覚えるのにね。
春嶽公については、昔の人なので本当の読み方は今の常識と違うのかもしれません。
でも、歴史の検証しようって訳じゃないんだから、今の常識でルビ振って欲しい。ルビがなければ読み流すのに、ルビで「ん?」って停まっちゃうから。(^^;)
...と言いつつ、アクセントは「マツダイラ」じゃなく「マツダイラ」で読んじゃってますが。\(^o^)/
■ねこさん
スミマセン、元ネタが分かりませんが、もしかして一時期流行った携帯小説とか?
「馬から落馬する」系の重言もありがちですが、「違和感を感じる」とか「旅行に行く」とかは違和感を感じなかったり(^^;)するから恐いです。
投稿: ぶらっと | 2011年7月29日 (金) 18時36分
「人山の黒だかり」は、横山ノックの言い間違いそして有名なギャグです。
投稿: 蘭一輝 | 2016年4月19日 (火) 09時36分
>蘭一輝さん
天然キャラの方のギャグや、ボケを狙ってわざと間違うならありですね。
ギャグの方を間違えて覚えちゃったんでしょうか。真面目な場面で真顔で間違えられると、笑うに笑えず困りますが。(^^;)
投稿: ぶらっと | 2016年4月20日 (水) 00時35分