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2011年5月14日 (土)

続 ムカツク言葉

昨日に続き、個人的に腹が立つもう一つの言葉のお話。
それは「選択と集中」ってヤツ。

某自動車メーカーが軽自動車の生産から撤退を決めた際に、社長が記者会見やインタビューなどでしきりに使ってましたね。
直近では一昨日のNHK「クローズアップ現代」で、地方自治体の財政難により博物館を閉鎖した際の話として担当者が使ってました。

どちらのケースも「もっともらしく」聞こえます。
そりゃあ、投入できるリソースが限られる以上、あれもこれもと言って共倒れするわけにはいかないですからね。
でもね、結局は「切り捨て」なんですよ。不採算部門を切り捨てるのに、「選択と集中」って言葉を使うと誤魔化せる...みたいな?

他社が車格相応のコストしか掛けない中で、企業理念に基づいて脈々と続けてきたクルマ作りを放棄する。
その地方の歴史の証でもある重要文化財が、ろくな管理もされずに放置され朽ち果てる。
確かに「選択と集中」が必要なものもあります。しかし、どんな状況になっても切り捨ててはいけないものもあるはず。
「切り捨てる」という結論の前に、「切り捨てないための工夫はしたのか?」「その切り捨てで失われるものの本当の価値を正しく認識できているのか?」と問いたい。

「選択と集中」という言葉の陰で、取り返しのつかない「切り捨て」が行われているような気がしてなりません。その「選択」が誤りだったと分かった時には手遅れなんですよ?

組織運営の継続には正しい「選択と集中」は必要でしょう。しかし、その言葉を使うことで安易な「切り捨て」を正当化することだけはしないで欲しいと願って止みません。

(byぶらっと)

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