イトカワの微粒子と確認!
ついに、はやぶさが持ち帰った微粒子がイトカワのものという確認が取れたそうです。
以下、YOMIURI ONLINEより引用です。
---(ここから引用)---
「はやぶさ」見事、小惑星の粒子1500個
6月に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の試料容器から、小惑星イトカワ由来の粒子約1500個が見つかったと、宇宙航空研究開発機構が16日、発表した。
粒子は大きさ0・001~0・01ミリ・メートルほどで、電子顕微鏡で調べたところ、そのほとんどがイトカワの岩石と同じような成分で出来ていることが分かった。
月よりも遠い天体の表面から試料を持ち帰るのは、人類初の快挙となる。太陽系の成り立ちをひもとく重要な成果として世界中から注目されている。
宇宙機構は、先月から電子顕微鏡で採取した1500個の粒子を分析していた。
宇宙機構は今後、粒子をさらに詳しく分析。小惑星がどうやってできたのか、また初期の太陽系はどのような物質で出来ていたのかなどの謎に迫る。
(2010年11月16日09時21分 読売新聞)
---(ここまで引用)---
もっと詳しい情報は、JAXAさんのプレスリリースにて。
往復しただけでも大成功だったのですが、さらに成果を積み重ねましたね。
カプセルを回収した当初は「数粒でもあれば」なんて言われていましたが、1,500粒ですよ! 粒は微小ですが、成果は特大です。
これからは微粒子の解析という地味で根気のいる作業になるでしょうが、太陽系の起源を解明するためにも頑張ってほしいです。
日経ではpdf版の号外も出しています。
(pdfに直接リンクができませんでした。こちらのニュース記事の下の方です。)
この記事は印刷して、先日の空と宇宙展で買ってきたラストショットのクリアフォルダに入れて保存しておこうと思います。(^-^)
(byぶらっと)
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コメント
このプロジェクトに携わった皆さんの技術が完璧だったということですね。
すごすぎる…
投稿: こじゃる | 2010年11月17日 (水) 07時06分
本当に あきらめない そして それに答えたはやぶさ君がすごいです
pdfダウンロードしました
はやぶさ君 本当に頑張ったね
投稿: 群馬の猫 | 2010年11月17日 (水) 14時36分
■こじゃるさん
予算不足を補う工夫や故障の対応まで含めて、JAXAや参加した企業の皆さんの努力の賜物でしょうね。
「技術立国」と言えるのも、こういう成果があればこそですね。
■群馬の猫さん
苦難の連続がここに結実したって感じですね。
はやぶさくん、本当にスゴイです。(^-^)
投稿: ぶらっと | 2010年11月17日 (水) 20時54分
とりあえず「イトカワ」の、「小惑星」の破片は入っていたのは良かったですね。これで太陽系誕生の謎がどれだけ解明されるかが楽しみですね。
その粒子はなんでも「カンラン石」と「輝石」なそうで、しかも「鉄」の含有量が地球と違って多いそうですね。そうなると比較的「マントル」に近い成分が地表で固まっているって感じなんでしょうね。
そうそう、今回の話とは関係ないですが。21日に「かはく」へ行く予定ですので、予定が合えば「ガイド」なんぞいかがでしょうか?
投稿: ハギハラ | 2010年11月17日 (水) 22時40分
■ハギハラさん
頑張った人が成果を上げる姿って、スポーツでも科学でも感動しますよね。はやぶさの姿は、正にそういうことだったんだと思います。
「かはく」へのお誘い、ありがとうございます。
詳細はメールをお送りします。
投稿: ぶらっと | 2010年11月18日 (木) 21時50分