上村松園展
国立近代美術館の『上村松園展』に行ってきました。久しぶりに大満足の展覧会でちょっと興奮気味!(笑) 左:‘焔’ 右:‘序の舞’
上村松園は明治から昭和初期に活躍された画家です。松園との出会いは、奈良ホテルに宿泊した時、そこに展示されていた『花嫁』というタイトルの絵だったと思います。古典的な美人画にはあまり興味がない私でしたが、その絵には思わず見入った覚えがあります。その後、雑誌などで絵を見ては「やっぱりこの人はいいな~」と思っていました。いつか本物が見てみたい・・・と。そして今回の展覧会です。前売り買って準備万端でしたよ~。o(*^▽^*)o 松園の絵には‘目力(めぢから)’がある!(笑) 一瞬を切り取ったような絵なのに、その瞳からはその瞬間に込められた想いがジワ~ッとにじみ出ているようで、奥行きのある世界に引き込まれます。不思議な感覚。(^-^) 空間美的な構図も好きですし、着物の表現も好き。特に絽の着物(からみ織の一種でたて糸の搦みで透ける織り物)から長襦袢が透けるところが秀逸!美しいですよ~。ヽ(´▽`)/
今回は特に‘焔’(六条御息所が生き霊になってしまうさまをモチーフにした絵)が一番の目的でした。実際すごい迫力でした。松園自身の葛藤が余す所なく注入されているようです。(^^; 飾りたい絵じゃないけど、目を背けられない絵です。この絵は9/7~9/26までしか展示されないので、お見逃しなく。(^^)v
(byふらっと)
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