チョロQハイブリッドを買ってみた
昨年の秋に旧チョロQから全面更改となった新シリーズ。以前はゼンマイの「チョロQ」とリモコンの「Qステア」が独立した商品で、ボディを入れ替えようとすると、それなりの改造スキルが必要でした。それが、ゼンマイとリモコンの“ハイブリッド”として公式にボディ交換がサポートされるようになったわけです。
うちのデフォルメ・スバルたちも「ちょっとしたスキルさえあれば自己責任でチョロQのゼンマイを入れて走らせることも可能」としているので、新シリーズのゼンマイがどうなったのか気になってたんですよね。で、先日ヨドバシのホビー館で買ってみました。
まずは値段の比較。
スタンダードな車種の旧/新の定価は、ゼンマイタイプが\350→\500、リモコンタイプが\1,280→\2,100と大幅値上げ。(--;) ヨドバシの売値ではそれぞれ\250→\420、\1,050→\1,740と、気軽にゼンマイを取るために買える値段ではなくなりました。
スバミのじゃんけん大会の賞品にするのも、今後はどうしようか悩む金額ですね。すくなくとも3台も4台も提供するのはちょっとね。(^^;)
実際に購入したのはこちらの2つ。今回は中身を見たいだけなので、車種より値段でチョイス!ゼンマイタイプは車種によっては¥440のものもあったので、\420のランボルギーニ・ムルシエラゴを選択。
そしてリモコンタイプは早くも\100で投げ売りされていた「所さんのポンイチ」。いや、マジで店員さんに「この値段は間違いでは?」って訊いちゃいましたよ。(^^;) 「もう入荷しないので在庫処分です。お買い得ですよ。」って、もう絶版ですか!?www ボディなんかどうでも良い私にはラッキーでしたが、値崩れ対策(?)で一新したタカラトミーさんにしてみればしょんぼりですね。
さて、肝心の中身ですが、長くなるので箇条書きで。
<ゼンマイタイプ>
・ゼンマイは旧チョロQと互換あり。
・旧シリーズ末期に車軸半分ほど後退していた後輪は元に戻ったみたい?
・前輪はプラに変更。質感が落ちた反面、経年劣化でヒビ割れないのは良いかも。
・ホイールデザインが前後とも平面に。orz
・前輪のトレッド幅が1mmほど広がったため、そのまま流用するとフェンダーからだいぶはみ出す感じ。
<リモコンタイプ>
・ボタン電池から単4×4本に変更。電池はコントローラーに入れ、シャシーへはコントローラーから充電。
(Qステアではコントローラー、車体ともにボタン電池2個ずつ)
・シャシーは単一バンド化、コントローラーは4バンド対応。
(Qステアではシャシー&本体セットでA/Bバンド版とC/Dバンド版の2種)
<共通>
・シャシーの完全統一。車種毎にリップスポイラーやマフラーなど一体化したシャシーは廃止。
・プラのワッシャーでネジが外れてなくならないように固定。
・ボディの塗装は品質が大幅に低下。下地が透けてたり、塗り分けがラインにまったく合ってなかったり。まぁ、ボディは捨てちゃうから関係ないけど。
・デフォルメのデザインも、のっぺりして味気なくなったような気が。
総括すると、要所でコストダウンしつつ、ボディ互換や電池の利便性アップで商品価値を上げようとしているように思えます。
ただ、もともとのチョロQは「子供が気軽に遊べる」「自由な改造で遊びの幅が広がる」というコンセプトだったはずですが、子供のお小遣いでは買いにくくなったかと。「お父さんも一緒に遊んで」ということかもしれませんが、特別なチョロQばかり作りすぎて、本来の商品コンセプトを見失っているんじゃないかなぁ。その割には子供だましにしか見えない質感は割高にしか感じません。
新しいチョロQハイブリッドって、一般的な親子はどう感じているのか、実際に購入して遊んでいるのか、非常に気になります。
何にしても、まだ車種が少ないのは寂しいですね。再びブームを呼ぶためにも、旧シリーズ並みの車種が出揃うのが待たれます。
(byぶらっと)
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