『生活と芸術-アーツ&クラフツ』展
友人に誘われて東京都美術館で開催中のアーツ&クラフツ展に行ってきました。絵画や仏像ばっかりの自分には珍しいかも。(^^; まず「アーツ&クラフツ」が分からない。(笑)解説を読むと面白そうです。イギリスで興ったデザイン運動が広がり、ウィーンのクリムトなど分離派に影響を与えモダン・デザインへと進み、そして遠く日本にも民芸運動という形で現れる。今までバラバラだったものが自分の中で繋がっていくのが気持ち良かった。まぁ細かいことが分かっていないのは変わりありませんが。(笑)
モリスの壁紙やロセッティのステンドグラスを見て歩くのは楽しいですが、やっぱりグリーン・ダイニングとか当時デザインされた部屋の再現をトータル的に見ることができるのがいいですね。家具や壁紙、タイルなどはバラバラに見ても・・・ね。(^^; こういったデザインが自分の家に似合うとは思えないけど、なにかうまく取り入れられたらステキだろうなぁと思うのでした。(笑)
そしてその後のヨーロッパのモダン・デザインは、好みの範疇ではないので「う~ん(--;」と唸るところもありました。キライじゃないんですよ、でもストライクゾーンがえらく狭くなります。(笑)
最後に日本の民芸運動。以前倉敷の大原美術館で少し見ました。焼き物など見応えありですが、これも我が家とは方向性が違ってるし。orz しかし工芸を真摯に捉え、芸術の域に昇華させた活動には深い感銘を受けます。三国荘の再現展示など、作家の作品で構成された部屋には愛着や理想などが感じられました。ところで部屋を完成させるまでにケンカはなかったのだろうか・・・なんてことも思ったり。(笑)
現代アートであり生活用品でもあり、とても身近に感じる面白い展覧会でした。
(byふらっと)
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