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2008年8月15日 (金)

『フェルメール展』(1)

Vermeer_1 東京都美術館で開催中の『フェルメール展-光の天才画家とデルフトの巨匠たち』に行って来ました。朝一だったのが良かったのか、結構ゆっくり見れました。会場を出る時は20分待ちの行列が出来ていたけど。(^^;
さて、今回の展覧会はとても構成が良かったように思います。最初にフェルメールと同時期の画家の作品でデルフトの風景画や教会の内部(建築パース)画があります。同じ題材でも画家によって異なる描き方をしているのを比較しながら見るというのも珍しく興味深いです。そして1654年10月12日に起きた火薬庫爆発事故を題材にしたフォスマールの『壊れた壁のあるオランダの町の眺望』では当時の事故記録的な要素があります。(デル・プールの『デルフトの爆発』は作品保護の為出品不可になっていますが、図録には載ってます)そのすぐ後にこの爆発で亡くなり、作品の殆ども焼失してしまったカレル・ファブリティウスの貴重な絵が展示されています。
Vermeer_2 Vermeer_3
カレル・ファブリティウス作 左:自画像 右:歩哨
なんだか急に事故の現実味と画家のリアリティを感じたり。この方はレンブラントの弟子で絵的に好きなタイプです。うぅ事故が無ければ・・・。そして次にピーテル・デ・ホーホの絵が続きます。整然とした室内と暖かな陽光の効果、当時の衣服や家具など見ているとホッとします。『窓辺で手紙を読む女』や『女主人への支払い』などは似たような主題で何人もの画家が描いているので、この辺も比較してみると面白いですね。デ・ホーホも『女主人~』は2作品が展示されていました。わたしとしては夕景を思わせる少しオレンジがかった柔らかい光の絵の方が好きです。
さて、やっとフェルメールに辿りついた・・・けど、それは次回。

(byふらっと)

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コメント

フェルメール好きな画家のひとりです☆

投稿: 建築パース | 2008年8月25日 (月) 11時43分

私もフェルメールは大好き。
一度に7点もじっくり観られる機会ができて、本当に嬉しいです。

投稿: ふらっと | 2008年8月25日 (月) 21時17分

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