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2008年5月21日 (水)

暫定税率を復活させた本当の理由!?

先週15日の早朝にTBSで放映されたというニュースを会社の同僚が拾ってきました。
以下、TBS News i.より引用です。(リンク先にはニュースの動画もあり)

----(ここから引用)----

「ガソリンを米に輸出へ、価格高騰で」
 アメリカでガソリン価格が高騰しているため、日米両国の政府と民間企業は、日本からガソリンなどの石油製品をアメリカに輸出するため協議を始めることになりました。
 15日にアメリカ・サンフランシスコで協議に参加するのは、アメリカのエネルギー省やエクソンモービルなどの石油メジャー、日本からは経済産業省や新日本石油など石油元売り各社です。
 原油の高騰を受けて、アメリカではガソリンの小売価格が最高値を更新し続けている一方で、日本国内では石油の需要が頭打ちになり、だぶついています。このため、日本で精製したガソリンなどの石油製品をアメリカに輸出することで、日米の政府が一致したものです。
 日本からアメリカ向けにガソリンをまとまった量で輸出するのは初めてのことになり、今後、輸送を含めたコストなどを検討していきます。(14日21:10)

----(ここまで引用)----

ここまでなら「国際的にもレベルの高い石油精製施設を持つ日本が、満足な精製施設を持たない国へ工業製品の一つとして輸出」と、100歩譲って理解できないこともない...かもしれない...と思いこむ努力はしてみよう。(^^;)
まぁ、実際に日本車の燃費はどんどん良くなり、人口が減れば車に乗る人も減るんだから、精製能力に余力が生じるのも事実なのでしょう。

ただ、その同僚はさらに裏を読む人で、このニュースが一度放映されただけで他局でも新聞でもまったく取り上げないのを不審に思い、さらにその前のニュースまで遡って検証したとか。
次に引用するのは今年1月25日の毎日新聞の記事です。(毎日新聞のニュースサイトでは掲載期限が切れているため、同僚がどこからこのテキストを拾ってきたのか不明です。1月時点でその記事を引用したblog等からであればソースの信頼性に疑問もありますが、
毎日新聞のアーカイブに記事の前半は残っているので多分信じて大丈夫だと思います。)

----(ここから引用)----

【ダボス(スイス)藤好陽太郎】
甘利明経済産業相は24日、ボドマン米エネルギー長官と会見、精製設備が乏しい米国に日本のガソリンを輸出することを検討することで合意した。来月、米政府高官が来日し協議に入るが具体的交渉は民間ベースで進める。
 会見では米国の不安定なガソリン在庫が高騰につながっているとの見方で一致した。米国では新しい精製設備の建設は地元の反発などで難しいが、人口減少で需要減少が見込まれる日本では「余った精製設備を廃棄するよりも有効活用を図る方が得策だ」との判断がある。
 米国へのガソリン輸出は05年8月の大型ハリケーン「カトリーナ」で米南部の精製設備が一部破壊された際に実施した。

----(ここまで引用)----

つまり、1月の時点ではここまでガソリン価格が上がるとも、暫定税率の延長でこれほど混乱して国民の関心が集まるとも思ってなかったのでしょう。で、例によって「思いやり」を発揮して安請け合いをしてきたと。
今になってみれば国内のガソリン価格も最高値を更新する勢いになってしまい、本来なら暫定税率を廃止して国内経済の安定を図るのが筋なのでしょうが、それでガソリンの消費が増えてアメリカへ輸出する分が確保できなくなっては大変。今さら国内事情が変わったから輸出は見合わせたいなんて、「ノーと言わない」を信条とする日本の弱腰外交には絶対にできない選択。だったら国民の大多数が納得できなかろうが、地方の道路整備を理由にしてムリにでも暫定税率を復活させて、国内消費を押さえるしかないと。(--;)
まぁかなり穿った見方だと思いますが、こんな邪推をされるくらい今の政府は国民に信用されてないってことです。

本当に国内消費に対して精製施設に余力があるなら、その施設を遊ばせておいたり廃棄するよりは輸出もありだとは思います。でも、だからといって株主配当を優先するあまり設備投資を怠ってきたアメリカの面倒を見るために、国内の混乱を放置するようでは本末転倒です。アメリカは日本に協力を求めることでガソリンの値段を抑える政策をとるのに対し、日本の政府は無策にも見えます。
本当に原油の高騰の原因がアメリカでの不安定なガソリン供給にあるのならその解消は巡り巡って日本のためにもなるのでしょうが、実際には投機マネーによるところが大きいだろうから効果は期待薄かと。

高騰したとは言ってもアメリカでの小売価格はリッター100円ちょっとだとか。国内の受益者負担という名目で課税しているガソリン税は輸出分は非課税だとしても、元値はリッター90円弱。アメリカは税金が安いので、課税前の価格は日本とほぼ一緒らしい。輸送費をかけてどう精算合わせる気かは分かりませんが、せいぜいお代はごまかされないようにね。(w)
でも、福田総理の言うとおりなら、アメリカこそガソリンの値段を上げて消費量を減らし、CO2削減に努めるべきだと思うんだけど。

(byぶらっと)

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コメント

今日のネタは"画"が無いんですけど~(笑)

そいえば、最近(5月頃から)首都高や、うちの前の幹線道路の通勤ラッシュ渋滞がだいぶ緩和されたような気がします♪
…ってことは!? ホントーに通勤に車が必要な人って今までの渋滞の元ネタになっていた方々ってこと?(爆)

ちなみに本来はドイツ車党の私ですが、本国ではリッター200円超えらしいですf(^_^;

http://www.news.janjan.jp/media/0805/0805116798/1.php
20年来ドイツのガソリン価格に比べ「なんて日本ってガソリンが安いんだ!」って思っていたので、暫定税率うんぬんフィーバーはあんまし気になってませんデス(笑)…消費税や人頭税も♪

ホントーは北国でガソリンや灯油をガンガン消費する方々がワイワイ(独立運動とか鎖国とか)やってくれるとインパクトも変わってくるのでしょうけどネ(^-^)b
私の知り合いの雪国の人々は辛抱強いですからねぇ…もっと自己主張して欲しいデス♪

投稿: のら | 2008年5月22日 (木) 10時25分

また別のサンバーの写真でも貼っておきましょうか?(^^;)

私も車はほとんど乗らないので、多少ガソリンが高くてもそれ自体はほとんど気になりません。世間も車を気軽に使いすぎと思うので、これで渋滞が減るなら歓迎したいくらい。
でも、「無駄遣いを見直さない」政策は明らかに良くないし、怒りを感じています。民間はどれだけ節約しているか分かっているのかと、「金が足りねー」って言えば済むなんてどこの放蕩息子かと、小一時間...(--;)
福田君あたりなら「パンがないんですか。それならケーキでもね、食べればいいんじゃないですか?」くらい言いそうな気がしませんか?

確かにドイツを始めとして、ヨーロッパもガソリンは高いですね。
ただ、ユーロが円に対してめちゃくちゃ上がってるから、レート換算で割高感が際立つ気もします。お隣のウィーンへ行ったときは、ジュース1本が1ユーロ。ガソリン1リッターがジュース1.5本分って考えると、実はそれほど高くない?
...と、ドル安のアメリカとは単純比較したことを棚に上げつつ言ってみたり。(^^;)
為替レートだけでなく、ガソリンが高くても車検や自動車税が安いとか、税金が高くても教育・医療はタダで年金も確実にもらえるから個人で老後の備えをする必要がないとか、各国の事情も合わせて考えないといけないので、そんなに単純に比べるべきものでもないんですよね、本当は。
そんな調子で、政府の意向なのか報道の怠慢なのか、国民はいろいろごまかされている気がしてなりません。

「ヨーロッパはガソリン1リッター200円です」「消費税は25%です」「日本もそのくらいで良いですか?」と。
老後のために2~3000万円必要と言われている貯蓄をしないで済むなら、そのくらいは安いものだと思います。でも日本の族議員の皆さんは、増えた税収分を次の選挙までに気前よく使っちゃいそうであてになりません。
すべてに於いて場当たり的なお金のやり繰りだけで長期的な展望がないのって、やっぱり日本だけじゃないかと思うんですよ。

北海道が独立したら、移民したいかも~。

投稿: ぶらっと | 2008年5月22日 (木) 19時26分

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