« 困った住人-その3-(BlogPet) | トップページ | 暫定税率を復活させた本当の理由!? »

2008年5月20日 (火)

下がり続けるスバル熱

R1乗りの方のblogで「軽自動車撤退の発表から1ヶ月余り」と読み、。あの衝撃の発表からもうそんなに経つだぁと実感しました。
今年で50年になるスバルの歴史のほぼ半分をスバル一筋で通してきて、スバルへの思い入れなら誰にも引けを取らない自負があった私ですが、ここ最近はスバル熱が急降下しています。あの発表の後もいくつか記事を書いて(「車」カテゴリ参照)自らを鼓舞しようとしても、ここ半月はスバル関係で何も書く気が起きない。(--;)
せっかくSUBARU BLOGの「六連星の申し子たち」でBFが取り上げられてもトラバもできず、作りかけのビストロもすっかり放置状態。

他のスバリストの方々はどのように気持ちの整理をつけられたのか教えて欲しいくらい。
軽自動車でも360ccのビンテージカーしか興味ない方とか、水平対向+4WDが残ればOK!という方、レガシィやインプレッサなど車種限定のファン方等々、一口にスバリストと言っても様々なので、それぞれ皆さんなりの折り合いのつけかたもあることと思います。もちろん前向きに不採算の軽自動車から脱却したスバルの未来に期待されている方もいらっしゃるでしょう。
利幅の小さい軽自動車から撤退し、より利益率の高いミニバンや高級車へシフトするという判断は、これほどの思い入れのある企業でなければ「まぁ当然だよね」と思うに過ぎないことだと思います。なまじっかスバル360の開発に込められた「庶民でも車を持てるように」という思いに拘りがあるが故に、庶民が安心して乗れるだけのクオリティで作ってきた軽自動車を切り捨てて、500万円を超えるような高級車なんかに浮かれる富士重工業の姿を見たくなかったというのが正直な気持ち。

6月17日に正式発表になるエクシーガのティザーサイトでは、家族で乗れる車としてスバル360を引き合いに出しています。エクシーガは廉価版で200万円台前半からという情報もあります。これが軽自動車からシフトする方向性というのであれば、一定の理解はできます。
心配なのは本当の意味で「家族で楽しめる車」になっているかどうか。「7シーターパノラマツーリング」というキーワードの通り、ちらりと見える画像から推察する限り濃色ガラスやクリアテールランプを強制はされない様子。ただ、こちらでも指摘されているように、それらをほぼ強制される今のスバル車は、楽しくも安全でもなくなっています。エクシーガをきっかけにスバル全車で濃色ガラスやクリアテールランプを撤廃して欲しいものです。授乳期の子供がいるなどの事情でどうしても必要という方がいれば、昔みたいにオプションで選択できるようにしておけば良いだけのこと。
まだ正式発表前ですしカタログ等で確認をしたわけでもないのでエクシーガでもどうなるか確証はありませんが、スバルの良心に一縷の望みを託して発表を待ちたいと思います。

Yuubinn_11 写真の一枚もないと寂しいので、先日撮影した郵便配達で使われているサンバーを貼っておきます。
私の住む地域ではずっと他社ばかりだった郵便車も、郵政民営化のちょっと前くらいからサンバーを見かけるようになりました。やっと採用されたのにねぇ...orz

(byぶらっと)

|

« 困った住人-その3-(BlogPet) | トップページ | 暫定税率を復活させた本当の理由!? »

コメント

わたしは軽の撤退には基本的には反対です。
トヨタが出資した以上スバルはいいまでの様な車造りにきっと口を出すと。水平対向エンジンに口だしすればスバルの終わりと思ってます。
だれかのブログで株の話でていましたが私も少し考えました。拘りのユーザー*数万円=***億円で発言力を持つ
でもトヨタはお金が一杯有るので無理と
ディーゼルと電気自動車見てからの判断をしています。
応援ブログとたまにはチクリのブログを書いています。
最近ステラを良く見るのですが気の性でしょうか?


投稿: BART | 2008年5月20日 (火) 23時02分

トラバありがとうございます。
気付いていただけて非常に嬉しいです。
先日の秘密試乗会では「安全第一で拘ってくれ」と技術陣の皆さんと長々と話しましたよ。実は、濃色ガラスやクリアテールを嫌っているスタッフが多いんですね。やっぱり。だから書き続けます、しつこく。
スバルの「良心回路」が壊れる前に。(古っ!)

投稿: 絃爺 | 2008年5月21日 (水) 00時07分

正直、数年。魅力的な車がないのは事実ですねぇ。
でもスバルって、ときどきぐっと来る車を出してくるんですよねぇ。少なくともこれまでは。
AB5レオーネRXのときも、初代レガシィ STiのときも、もうほしい車なんて出ないだろうと思っていましたが、インプレッサが出ました。ちょうど壊れて直せなくなったころに。だから次もそんな感じじゃないかぁと思ってます。もし出なきゃたまには他のを買ってみるのもいいかなぁと気楽に思っています。

投稿: がっちゃん | 2008年5月21日 (水) 00時09分

でわ、新旧両刀使いの私の意件です。

まず、「軽の撤退」についてですね。

50周年の節目だからこそ、あえて決断した可能性もありますが・・・

個人的には残念です。
できれば、サンバーだけは残してもらいたいですけどね。
(2011年まで持てば、サンバー50周年ですしぃ~)
でも、それだけです。

理由は、魅力的なスバル軽が最近出てこなかった事。
次に、経営の判断から察すれば合理的である事。
そして、スバル360が名車と言われているが、その重荷をずっと引っ張ってきた感がある事。(現に、以後軽ではトップを取れず)

個人的には、部品の供給をしっかりしていただければ文句は無いですね。

薄情にもみえますが、

ようは、なにが理由で?や、何が好きでスバルが好きなのか?でないでしょうか??

大概の方はまず、

スバルの○×が好き。
スバルの全車が好き。

上辺を言えば、このどちらかだと思いますし、ここから入ると思います。
この2つだけを踏まえて、
皆さん「軽の撤退」云々をおっしゃっているのだと思いますが・・・

さらに

本質を突くと

スバルの走りに惚れた
スバルの考え方が好きだ
スバルと言う会社が好きだ
スバルの技術力には魅力を感じる

等、形に見えない部分が好きなんだと思います。
なら、スバルの会社がどういう決断をしようとも、
それがスバルの考えなのだと考えるべきではないでしょうか?

その事を踏まえても、まだスバルが好き!と言える方々が、本当のスバル好きだと思います。

もちろん意件を言うのはまったくもって自由ですし、

本当にスバルの考えがおかしいと考えるのなら、株主にでもなって、発言力をつけるしかないですね。
それができなくても、直接意件は言えますから根気よく伝え続けるしかありません。


私のトコでも書いたことがありますが、
スバルの社歴をよく観察すると、一定周期で浮き沈みがあります。
今はその低迷期に値します。

次に、新型のエクシーガですが、

これは、色々と紙面も賑わせてますが、
スバルはニーズに応えて作った車だと言うことを念頭に入れていただきたいですね。

その出来はともかく、これも市場調査や要望から出来た車でしょう。
「濃厚ガラスはオプション化すればよい」と言う意件は、標準装備車の車に対しての発言ですよね?
あれは車のお買い得感を出させる手法であると同時に、世の中の主流であるからだと思います。
有った方が良い(高い)と言うイメージなり、外見からの判断でしょうが、
ようは、高い車に標準化することで利益率を稼ぐ方法だと思いますね。でも原価はそんなに変わらないから、後から、いかにもお買い得車を作れる訳でもあるのでしょう。
食いっぱぐれが無い売り方でしょうな。
付けなければ、それは利益率が下がると言う事。

あと、売り文句は、いつだって大げさです。
2~30年前の車の売り文句なんかみても、本当か??って感じですし、今の基準で考えれば全然大したレベルの事ではありません。それは今に始まった事ではないですね。

テールも叱り。
最近はクリアー&LED化されてますが・・・
これは主流でしょうし、好みの問題もあると思いますね。

廃止のきっかけは
それが要因の事故が起きるか否か。
又はその前に、安全性等を検査する団体が動かなければどうしようもないですね。

そう言った問題なら、HIDなんかも問題らしいね。
対向車や前方車からすると眩しすぎて・・・。
レベライザー装着車ですら、相手の車によってはやはりパッシングされたりします。
レベライザーがない車や、足回りが硬い車なんかは特に躊躇に出る。

なので、それが嫌なら
そういう客には、廉価車を買えと言う事だと思います。


まぁ、その辺も含めて全てスバルの考え。
良かれと思ってやっている事なんでしょう。
他社も少なからずやっていることだと思います。


・・・・・3~40年とか前には、カタログモデル以外にも、普通の方が特注で新車をオーダー出来たと言うような話を聞いた事がありますが、当時は大らかでしたから可能だったのだと思われますね。

以上、私の意件でした。

投稿: scn | 2008年5月21日 (水) 03時08分

■BRATさん
私も応援の気持ちを込めて、手放しで賛美するだけでなく、時には苦言も呈することでユーザーの気持ちを伝えようとブログを書いてきました。
個人レベルではその程度が関の山だと思います。いくらかの株式を持った個人が力を合わせると言っても夢物語でしょうし。(^^;)
私もディーゼルと電気自動車までは見守りたいと思います。

■絃爺さん
ついでに書きたいことがあったのでコメントでなくトラバを送らせていただきました。
私もスバルの良心回路を信じたいです。が、プロフェッサー・トヨタの笛の音は大きすぎて、スタッフやユーザーの声ではかき消すことは不可能っぽいです。(´・ω・`)

■がっちゃん
がっちゃんのレガシィもそろそろ辛そうですね。ここらでがっちゃんを惹きつける車が登場することを祈ります。
「たまには他の」と気楽に考えられない自分は意気地なしかも。(^^;)

■scnさん
scnさんのおっしゃること、まさしくそのとおりです。私も理屈では理解できているんですよ。
で、そのスバルの決断を踏まえても「スバルが好き!」と言い続けることができない。だったらスバルを降りれば良いだけのこと。

...なんですが、この決断ができないんですよね。そう、単なる感傷です。(^^;) 「スバル」に車の楽しさ、車の哲学を教えてもらい、半ば宗教的な信仰にまでなっていたもので。
盲目的に「好き」ということが「本当のスバル好き」とも思えないこともあり、いろいろ意見を発信してみました。

富士重工業は企業理念を売りにする会社だと思って惚れ込んでいたのですが、冷めた目で見れば所詮はただの企業経営であり、ユーザー側も消費行動にすぎないんですよね。安全性や快適性について自分の価値観と合わなくなったなら選択しなければ良いだけのこと。
自分の価値観はスバルの理念に育てられたものなだけに寂しい決断ですが、それも時代の流れなのでしょう。
少しでも気持ちが伝わればとSUBARU BLOGへトラバを送ってきましたが、発言力を持つほどの株主になれる訳でもないし、そろそろ潮時と悟るしかなさそうですね。

うん、そう思うとさっぱりした。(^-^) scnさんのおかげで、憑き物が落ちたような清々しい気持ちになれました。

一定周期の低迷期は確かにあったと思います。
ただ、過去のそれは「市場での低迷・迷走」ではあっても、自社の哲学に揺らぎは感じられなかったので安心して見守ることができました。
でも、今回のは市場に踊らされたことによる「企業理念の迷走・喪失」と感じられます。グラベルEXの再現を見るようで、「とても見てられない」という気持ちです。

ちなみに私は濃色ガラス、クリアテールランプ、HIDに加えて、ライトの点け忘れ等に繋がる自光式メーターも否定してきました。
HIDと自光式メーターについては、レベライザーやライトの自動点灯などの対策がなされれば認めますけど。
その辺の意識もスバルに育ててもらったと思っています。

投稿: ぶらっと | 2008年5月21日 (水) 19時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 下がり続けるスバル熱:

» 洗車のみ [ぼちぼちと]
こんばんや もしくは おはようございす 日付もかわり… でも、仕事が終わりません。(T^T) フォトショップで画像処理していると「あれ、フリーズ?」くらいの 待ち時間が出てしまうのがMac miniやMac Bookの難点。 っていうか、そんなマシンで広告素材編集するの無理っ! ってなわけで、昼食時間と待ち時間を使って、豪雨あけの昼下がりに 大急ぎで洗車だけは済ませました。... [続きを読む]

受信: 2008年5月21日 (水) 00時50分

» ランチャデルタS4インカー [ラリー動画倉庫]
Group B Lancia Delta S4 Rally Supercar 0-60 2.5 sec [in-car] 確かミッドシップ4WDターボ+スーパーチャージャーでしたっけ。 それにしても映像のコース設定、道にパイロン並べてスラロームって面白くねー 加速とハンドリングは良かったですけど、... [続きを読む]

受信: 2008年5月23日 (金) 06時05分

« 困った住人-その3-(BlogPet) | トップページ | 暫定税率を復活させた本当の理由!? »