« チベット問題を考える | トップページ | 『絵巻眩暈誌 BEAST of EAST』 »

2008年4月10日 (木)

ハウステンボスのサンバークラシック

5年前に“ふらっと”がハウステンボスに行ったときに撮ってきた写真です。
S_classic
昨日のSUBARU BLOGで紹介されていた、レトロ調デザインが流行するきっかけになった記念すべき車です。
サンバー・ディアスクラシックもヴィヴィオ・ビストロもまだ街でちょくちょく見かけますが、今でも新鮮です。1992年のハウステンボスオープンの時に導入されたということは、この写真の時点で既に10年以上経っていたことになります。元がクラシカルなデザインなだけに、まったく色あせないのがスゴイです。
この2車種のデザインの秀逸さは他の追随を許さないものがありました。それは後追いの他社のみならず、自社の次世代サンバー・クラシックやインプレッサ・カサブランカも及ばないくらい。(^^;) これからもこんな遊び心のある車を作って欲しいものです。


...と、ここまで書いたところで、たまたまニュースサイトをチェックしたら...orz 以下、Yahoo!ニュースのサイトから引用させていただきます。

---------(引用ここから)---------

株式売却の調達資金は新工場の建設に充当=富士重社長
4月10日20時2分配信 ロイター

 [東京 10日 ロイター] 富士重工業<7270.T>の森郁夫社長は10日、トヨタ<7203.T>の渡辺捷昭社長、ダイハツ<7262.T>の箕浦輝幸社長と共同で記者会見し、同日発表したトヨタに対する第三者割当による自己株売却で調達する資金は、トヨタと共同開発する小型スポーツカーを生産するため、群馬県に建設する新工場に充当すると述べた。
 トヨタの渡辺社長は、富士重へのさらなる追加出資と役員の派遣について、現在は考えていないとした。
 富士重の森社長は、ダイハツ<7262.T>から軽自動車のOEM供給を受け、最終的には自社の軽自動車生産は終了すると述べた。

---------(引用ここまで)---------

スバル オワタ\(^o^)/
今まで築き上げてきた歴史は何だったの? スバル360以来の軽自動車へのこだわりはどうしたの? 他社の軽自動車とは一線を画すクオリティを信頼してサンバーを乗り継いでいる人だっているだろうに。スバルのディーラーでダイハツの軽自動車を買う人って、どれだけいるでしょうか?
これが「フォレスター止めます」とか「レガシィとインプレッサを統合します」なら、まだ受け入れる余地もあります。軽自動車を切り捨てる富士重工業...はっきり言って失望しました。トヨタとの提携が最悪の形に表れたと思います。
BFを降りてサンバーに買い換えるか、このまま乗り続けて壊れたらスバルを降りるか。憂鬱な決断をしなければならないようです。(T_T)

(byぶらっと)

|

« チベット問題を考える | トップページ | 『絵巻眩暈誌 BEAST of EAST』 »

コメント

これは私は衝撃的なニュースでしたが、何となく予兆はあったのでそれほどショックではなかったです。
今のスバルのイメージは「走り」、「乗っていて楽しいクルマ」、「水平対向エンジン」、「AWD」とスポーティなものですよね。スバル360では、軽規格でも大人4人がキチント乗ることが出来るクルマ造りが目標で、実際にその通りに出来ました。富士重はもう一度原点に返り、スバルのクルマ造りとは何か?を考える必要があると思います。「水平対向エンジン」、「AWD」だけでは必ず行き詰ると思いますね。

投稿: 夢の助 | 2008年4月10日 (木) 23時25分

今夜、”ぶらっと”さんのブログで知りました。
以前に「友人から、スバルR1はもうすぐ生産止めるんでは?」と言われましたが、まさか、軽自動車部門そっくり止めちゃうなんて!
ビックリ、ガッカリ、です。スバルR1で
良かったと、思っていたのに***。小さなR1、今度は肩身まで小さくなってしまいそう?。
                     (ジラ爺)

投稿: ジラ爺さん | 2008年4月10日 (木) 23時38分

>夢の助さん
スバルがスペシャリティ分野に存続を賭けるという経営判断をしたなら、15年も同じ車に乗り続けて買い支えなかったユーザーが口を出す筋合いのことではないですね。(;_;) でも、それならレクサスのように「トヨタ スバル」として小型車や軽自動車はまったく売らないくらいの方が良いのでは?
ただ、これからの時代に水平対向+4WDだけでスペシャリティを名乗って生き残れるかは、私も疑問を感じます。おっしゃるとおり、これから目指そうとする「スバルのクルマ造り」を明確に意識する必要がありますね。

>ジラ爺さん
私もついさっき、この記事の前半を書き終えたところで知ったばかりで、まだ気持ちの整理がついていません。
R1も電気自動車などで実績を積みながら、今後の可能性を探っていたところでしょうし、一番ショックを受けているのは開発に携わっている方かもしれませんね。
R1は買い換える場合の有力候補だっただけに、私も寂しいです。貴重な1台になってしまいそうですが、“若者R1”を大事にしてあげてください。

投稿: ぶらっと | 2008年4月11日 (金) 00時21分

今日・明日はお客様感謝デイですが、デイにディーラーに集まってイベントを楽しんでいるのは小さな子供のいる家族連れや年配の方が多いです。
この人たちがFR小型スポーツカーなんかに興味あるとは思えません。
軽を作らなくなるってことは、このユーザーをごっそり無くすってことなのに…

投稿: こじゃる | 2008年4月12日 (土) 09時49分

私も同じ内容の記事を書いてました。
ダイハツ以上にまだまだやれることが沢山あるのに勿体ないことです。>スバルの軽四

ニッチなマーケットを狙った戦略って、軽四でも出来ると思うのですが、この経営判断はちと違ってる様に思えてなりません。

投稿: Algernon | 2008年4月12日 (土) 20時13分

>こじゃるさん
経営陣は、「そういった家族はダイハツの軽でも区別がつかないだろう」くらいの舐めた考えなのでしょう。まぁ、実際にスバルの軽が売れてないんだから、半分は事実なんですけどね。(^^;)
でも、会社存続のためには重荷になっている軽自動車を切り捨てるという短絡思考が、自分たちの車作りの精神の否定だということまで理解していないのではないでしょうか。スバルの理念に共感していた「スバリスト」達は、今回の決定に裏切られた気持ちが強いと思います。スバル離れが軽自動車ユーザー以外にまで広がるかもしれないですね。

>あるじゃさん
自社が売りにしてきた4気筒エンジンやサンバーのRR+4輪独立懸架、フルキャブといった優位性を自ら捨て去る重大さをどこまで真剣に考えてのことなのか。その優位性を理解して指名買いしていたユーザーは、ダイハツの軽をスバルのディーラーで買うことはないでしょう。
スバルが目指す方向がイマイチ不鮮明ですが、もっと違った方法がなかったのか、非常に残念です。

投稿: ぶらっと | 2008年4月13日 (日) 12時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハウステンボスのサンバークラシック:

» 感謝デー [ぼちぼちと]
こんばんや もしくは おはようございす 下の娘がB賞を当ててくれました!! ピンズに興味がないのですが… ふらっと☆ぶらっと さんあたりに感想を・・・ キレてましたか・・・ >自社が売りにしてきた4気筒エンジンやサンバーのRR+4輪独立懸架、フルキャブといった優位性を >自ら捨て去る重大さをどこまで真剣に考えてのことなのか。その優位性を理解して > 指名買いしていたユーザーは、ダイハツの軽をスバルのディーラーで買うことはないでしょう。 >スバルが目指す方向がイマイチ不鮮明... [続きを読む]

受信: 2008年4月14日 (月) 00時36分

« チベット問題を考える | トップページ | 『絵巻眩暈誌 BEAST of EAST』 »