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2007年12月15日 (土)

茄子~大泉洋をあわせて買う

藤やんとうれしーが声優初挑戦という「茄子スーツケースの渡り鳥」をプライス・ダウンした「茄子アンダルシアの夏」と一緒に(やっと)買いました。
Nasu 1作目の「アンダルシア~」は、故郷(過去)から抜け出そうとするペペ(主人公)の葛藤が、自転車レースを通して描かれています。自転車レースの孤独感とペペの心情が重なり合う叙情詩的な映画でした。自転車レースの駆け引きを知らない者としては、面白さがその分目減りしているんだろうけど、スピード感があって十分楽しめます。またレース中の照りつける日差しとレース後、日が落ちてからの暗く静かな風景の対比が印象的でした。なんだか変化する空気の温度を感じるようでとってもGOOD。
さて不満に思うのは、やっぱり声優陣です。このメンツで言えばペペ役の洋ちゃんは及第点。しかしアンヘル役(筧利夫)で「え?」、カルメン役(小池栄子)で「怒!」って感じ。せっかく入り込んでる物語から蹴りだされるようで、ホントがっかりです。作画はね...ジブリ臭いですが、これはまだいい方だったな。(^^;

そして2作目「スーツケース」ですが、既に動機が不純(笑)なので感想が書きにくい。(笑)
自転車レースの世界で英雄だったマルコの自殺...各レーサーがそれぞれの『想い』を秘めてレースに挑む。一人称的だった前作よりドラマ性が高くなっている気がします。レースも今回はスピード感より駆け引きの部分がより描かれているので、ディープさが増した感じです。いい作品だと思います。ストーリーもいいし。でも...でも...。どうしても気分が削がれるのが強烈なジブリ臭というかルパン臭なのです。Nasu_f1ww マルコの葬儀のシーンはルパン(ペペ)と次元(チョッチ)にしか見えないし、そう思うとペペのしゃべりもルパンっぽく聞こえてくる。最初のギルモアとのレースもルパンチックな動きがコミカル過ぎ。見始めてすぐにそういう印象になると、なんとも引きずりますね。それが一番がっかりでした。
しかし今回よかった(救われた)のは、要となるキャラに声優さんを使っていただけたこと。チョッチ役(山寺宏一)とマルコ役(大塚明夫)はさすがの一語に尽きます。二人の演技のおかげでビシッと締まった感じです。前回及第点のペペ(洋ちゃん)もこの二人に挟まれてはキビシイです。
Nasu_f2ww そして“水曜どうでしょう”のファンには嬉しいけど、そうじゃない人にはどう映るのか...。アメデオ役の藤やんとメカ役のうれしー。二人にペペが絡んだシーンは“どうでしょう”そのものです。思わずニヤケちゃうくらい。ヘタなアフレコやジブリ臭に文句を言うのにどうでしょう臭は大歓迎っていうのもねぇ。(^^; まぁ“どうバカ”ですから仕方ないか...ということで、どうでしょうファンは必見です。買って損なし!ですよ。(*^-゚)v

(byふらっと)

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コメント

ついに買ったんですね…了解です( ̄ー ̄)

投稿: こじゃる | 2007年12月16日 (日) 21時41分

おっ買われたんですねっ!

ジブリスタッフが作っているので
ほぼジブリと言っても過言ではない作品ですからね、
所々にかなりジブリ作品パロディーありますねっ!
( 会社がでかくなるといろいろ大変みたいですよ )

水曜どうでしょうファンは
機内のシーンは見なくっちゃですよねっ!
アレは絶対にアドリブだっ!!!

投稿: ちば@千葉 | 2007年12月17日 (月) 18時54分

■こじゃるさん
「スーツケース~」だけでも是非!どうでしょうファンは最初っからにやけること間違いなし!(笑)

■ちは@千葉さん
>会社がでかくなるといろいろ大変みたいですよ
こういうの頭では理解できるんですけどねぇ...。でも、でも...orz

機内のシーンはホントに爆笑ですよね。あのシーンも好きですし、上でキャプったシーンの「早く~車出してぇ(byうれしー)」も好きです。(*^^*)

投稿: ふらっと | 2007年12月18日 (火) 13時55分

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