16日最終回を迎えたNHK大河ドラマ『風林火山』。奇しくも彼の地、甲州で見る事になりました...なんちゃって。(笑)せっかくなので少しだけそれらしい観光もしてみました。
■ぶどう寺『大善寺』
勝沼インターに近いお寺です。最初は葡萄を持った薬師如来が安置されているって事で、今回の旅の目的にぴったりだと安全祈願がてら行ってみたのですが、歴史ある由緒正しいお寺で国宝や重要文化財も多くありました。
開創は養老二年(718年)、僧行基が葡萄を持った薬師如来の夢を見たことから始まり、薬園を作り葡萄の栽培を村人に教えたとか。これが甲州葡萄の始まりだそうです。また、武田勝頼が織田・徳川連合との戦で戦勝祈願に一夜を明かしたなど武田滅亡の歴史もみられます。国宝薬師堂には薬師如来・日光/月光菩薩のほか、十二神将などが安置されています。このあたり立体好き(といったら失礼かしら)にはたまりません。(笑)思わぬところで良いものを見せていただきました。
■恵林寺
武田信玄の菩提寺です。ドラマではGackt謙信の光に圧されがちでしたが、やっぱり信玄という武将は魅力的ですね。お墓に手を合わせて「もう少し萌え要素が欲しかったね」とつぶやいてみたり。(笑)Gackt謙信は肖像画などに左右されてないのに、信玄や勘助はなんで肖像画に近くしたんでしょうね。ギャップありすぎ・・・話が逸れた。(^^; 恵林寺の三門は織田軍により火をかけられ消失しますが、この時快川和尚が残した句が有名な「滅却心頭火自涼(心頭滅却すれば火も自ずから涼し)」です。恐ろしや織田信長!そして後に徳川家康によって再建されます。寒さに打ち震えながら見学しましたが、春の桜の季節に来たら綺麗そうな場所でした。
■ほったらかし温泉
標高700mの山上にある立ち寄り湯。なんとも大雑把そうなネーミングの温泉で、浴場も“あっちの湯”と“こっちの湯”ですよ。(笑)とても眺めがよく正面に富士山と眼下に甲府盆地が広かっています。いつまでも眺めていたくてお風呂から出られなくて困りました。入り口には変なマネキンがダジャレTシャツ着てるし。冬の平日だった為か人も少なくゆっくり出来ました。お風呂を出た後は休憩所で半熟玉子を揚げた“温玉あげ”を食べたり。とろ~り黄身が美味しいけど、ちょっと衣がしょっぱかったよ。でも温かくてウマウマでした。また寄りたい温泉です。今度は早朝とか夜に。
■桔梗屋(工場アウトレット)
工場見学がしたかったんですけど、予約しないとダメだったので買い物だけしました。開店前に着いたら既に行列が出来てます。なんで?と思い最前列に並んでる人に聞いてみると、この日が賞味期限の商品を詰め放題で\210-というのがあるそうです。「今はシーズンオフだから人も少ない方ですよ」と。なんか面白そうなので参戦!5分ほど待っていざ出陣!賞味期限の来た和菓子をそんなに買ってどうする?って感じですが、自己責任で冷凍したりして食べるようです。偽装するよりこういう方がいいのにね。でも桔梗屋の販売量を考えるとすべての売れ残りをアウトレットで売っているか、それも疑問ではありますが。乾き物や生菓子でも切り落としなどは賞味期限も十分なものが並んでいるので、覗いてみる価値ありです。
【おまけ:手作りこんにゃく】
恵林寺の参道を歩いていたら写真のような看板を発見。こんにゃくを自分で作る?簡単に?・・・ちょっと興味が沸いたので買いに寄ってみました。でも入り口はただの自家工場って感じで、入っていいのか迷った。丁度おじさんがいたので声をかけられたけど、誰もいなかったら諦めてたな。200gで30丁分(\1,000-)だそうです。どんなこんにゃくになるか今から楽しみ。
さらにおじさんに「干し柿はいらない?」と聞かれたので見せてもらいました。でも私しか食べられないので、1パック(3個)だけ買うことに。するとおじさんが袋にもう3個入れて「あげるよ」と。いや、だから私しか食べられないんだって・・・つーか、それなら3個くれよ!(笑)と心の中で突っ込んでみたり。干し柿は日持ちするので、ありがたく6個いただきます。なんだかいろんなところでおっちゃんと話をした旅でした。
(byふらっと)
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