ダ・ヴィンチ『受胎告知』
東京国立博物館で開催されている『レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像』に行ってきました。お目当てはもちろん『受胎告知』です。「平日の昼間なら待ち時間もないかな」と思ったら、とんでもない!外で10分待ち、中はフォーク並びで絵の前まで行列しています。「日本人ってダ・ヴィンチ好きだよね(^^;」とつくづく思いました。列に入ってしまうと、ちびちび歩いてさっさと外に出されてしまうので、ちょっと離れたところから30分くらいゆっくり見てきました。
『受胎告知』という主題の絵は何枚か見てきました。どれが一番というのではなく、それぞれに卓越した表現力や技術があるなと再確認しました。ドラマッチックという意味では大原美術館のエル・グレコが良かったし、崇高さはウィーン美術史博物館のルーベンスかな。そしてこのダ・ヴィンチでは神秘・神聖というか、ある種の謎めいたものを感じます。上手く言えないけど、表情は少ないのに(眉毛ないから尚更)強い意志やメッセージを発しているような。遠近法や写実的に描かれた草花や天使の羽、衣服のひだなど技術的な見所もありますが、そーゆー深読みしたくなる絵の力が感じられる一枚でした。
ちなみにそれ以外の展示(映像やパネル)も見てきましたが、主目的ではないので感想はなし!ははっ。(^▽^)
(byふらっと)
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