予想以上でした。『ペルジーノ展』
損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている『ペルジーノ展』に行ってきました。ダ・ヴィンチやボッティチェリの兄弟弟子で、当時は「イタリア最良の画家」と呼ばれ、ラファエロの師でもあったとか。そんなスゴイ画家なのに、聞いたことない名前(ペルジーノは‘ペルージャの人’の意で、本名はピエトロ・ヴァンヌッチ)でした。なんでも2都市に工房を構え、大量の受注を可能にした合理的な制作方法がのちに職人的と批判されたそうです。なんとなくその思考に陥ってしまった気持ちは分かります。
さて、この展示は祭壇画が中心なので、剥き身の板画を間近で見ることが出来ました。これが結構イイ!ちょっとした感動ものです。殆ど宗教画なので絵のテーマも分かり易いです。 画材で変わる表現方法や用語の解説パネルも設置されているので、それを読んで確かめながら見ることも出来ます。ちょっと笑っちゃったのが‘鞭打ち苦行者信心会’の僧衣が『ダ・ヴィンチ・コード』の‘あの団体’の方と同じだったこと。それと顔しかない上位天使‘セラフィム’がキモ可愛いの。(笑)展示数はそれほど多くありませんが、なかなか濃密な鑑賞ができると思うのでお勧めです。(^^)v
(byふらっと)
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