買い替え勧告?
今年も自動車税の納税通知が届きました。昨年までと異なるのは“新車登録から13年超”で税額が1割増になったこと。
「環境保全のため排出ガスの少ない自動車、燃費性能の優れた自動車に対して税率を軽減し、逆に新車の新規登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車には税率を重くする措置」なんてもっともらしいことを言っていますが、要は「そろそろ買い替えろ!」と。(--;)
我が家の車の使用頻度はきわめて低いです。通勤は電車だし“ふらっと”は免許を持ってないし趣味はインドアだしで、主に週末の買い物用。自動車保険の年間走行距離も3,000km未満で申告していますが、実際はもっと少ないくらい。
その割には「長く乗る」ために整備には過剰なくらい気を遣っています。これで低排出ガス車に買い替えることが『本当に環境に優しい』のか、2001年にこの税制が導入されたときからずっと考えてきました。いくら中古車市場でレガシィの人気が高いと言っても、13年落ちのNA1.8Lなんて問題外。私が手放せば間違いなく廃車でしょう。買い替えで発生する巨大なゴミと低減できる多少の排出ガスを天秤にかけると、どちらが環境に優しいのか判然としません。
「道路特定財源の一般財源化」には反対する自動車業界も、「低燃費かつ低排出ガス認定車の普及促進」という名目で自動車の買い替え需要を煽るのは大歓迎なのでしょう。古い車を大事に乗っているユーザー以外からの反対の声は聞いたことがありません。年式だけでなく走行距離や整備度合いなども考慮したうえでなら納得できるのですが、そんな面倒なことはしないでしょうね。
理不尽なものを感じつつ、割増税金を支払ってきます。
(byぶらっと)
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