« きのう(BlogPet) | トップページ | 富士重工業関連ステッカー »

2007年3月 3日 (土)

スバル記念日

今日3月3日は、昭和33年にスバル360が発表になった記念日です。記念日に先駆けて先日のLEGCY BLOGで記事になっていましたので、それに合わせて書籍の紹介など。
Subaru33
左は、主に足回りの開発を担当された小口芳門氏が監修した「スバル360 奇跡のプロジェクト」(新風舎 ISBN4-7974-18443-1 \1,500)です。スバル360の開発のストーリーから広告でたどる12年の販売期間、百瀬晋六氏の小伝など読み応え十分な1冊です。そして右は、コミック版プロジェクトX「日本初のマイカーてんとう虫 町をゆく」(宙出版 ISBN4-7767-1647-X \600)です。気軽に読めるので入門にはお薦め。

スバル360は軽量化とコスト削減を極めた車ですが、富士重工業らしいのがそのバランス。安く作るだけではなく、軽くするためにアルミボンネットやFRPの屋根、アクリルのリアウィンドウなど、レーシングカー並みの材料を奢ることもしています。モノコックボディや4輪独立懸架など、走りに妥協しない姿勢は今に通じます。
当時の通産相が出した「国民車構想」では、360ccで大人2人+子供2人という条件だったそうです。それでも各メーカーは「不可能」と考える中、百瀬氏は「大人4人」というさらに高い目標を掲げて実現します。メーカーとして“作るべき車”を提示するからこそ、“スバリスト”というメーカーのファンが生まれたのでしょう。昨今のスバルはきちんと“作るべき車”が見えているでしょうか? マーケティングに流されることなく、自分たちの思想に自信を持って、しっかりした車を作って欲しいと思います。

(byぶらっと)

|

« きのう(BlogPet) | トップページ | 富士重工業関連ステッカー »

コメント

僕も両方とも持っています。

来年度は50周年なので、なにか企てているクラブ等もあるみたいですよ~!

投稿: SCN | 2007年3月 5日 (月) 18時58分

やっぱ、この辺の本はスバリストとして必修科目の教科書のようなもの?
私もこの記事を書くときに数えて、来年が50年ということに気が付きました。各クラブさんのイベントは楽しみですね。富士重工業も何かやらないのかな?
毎年やっているスバリストミーティングも何か考えたいと思います。いつもは秋にやっていますが、3月3日に太田で開催とか。他のクラブさんとかぶりそうだな。(^^;)

投稿: ぶらっと | 2007年3月 7日 (水) 00時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スバル記念日:

« きのう(BlogPet) | トップページ | 富士重工業関連ステッカー »