映画『敬愛なるベートーヴェン』
“第九”を作曲するベートーヴェンと彼を影で支えたコピスト(写譜師)との師弟愛の物語。もちろんそんな史実はなく、あくまでも作り話です。(念のため)
『のだめカンタービレ』のおかげで久しぶりにクラシック熱が高くなっています。この映画もストーリーより第九の演奏を一番の楽しみにしていました。少々ゆる~い動機です。(笑)しかし、第九の初演シーンは噂に違わずすばらしかったです。そこだけでも見る価値は十分あります...ていうか、もう一度見たいな。
二の次だったお話の方ですが、深く師弟愛が結ばれていく感じは、今ひとつ表現されていませんでした。私としては、傍若無人で傲慢不遜なベートーヴェンの行為を「申し訳ない」で許してしまうアンナの将来を案じずにはいられませんでした。彼女は典型的なダメ男に引っかかる松子さんタイプですよ。(笑)
冗談はさておき、前半その変人ぶりが強調されたベートーヴェンが、第九の演奏後は(毒舌は別にして)理知的ですべての神髄を見極めているようなさまが、なんだか人が変わったようでしっくりきませんでした。しかし考えてみれば、教科書でよく見る肖像画と“気難しい作曲家”くらいしか知らないので、こういうベートーヴェンもありなのかも知れないと思ったり。そう言えば“第九”だって「大晦日のお決まり」みたいに思ってましたが、実際全部聴いたことがないと改めて気が付きました。
ということで、CDを買ってきた。(笑)クラウディオ・アバド指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の“第九”です。ただ今amazonさんに交響曲第7番も注文中です。しばらくベートーヴェンさんとお近づきになってみようかと思っています。(笑)
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敬愛なるベートーヴェン 評価額・1110円(Blog・キネマ文化論)
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