世界は陰謀に満ちている?
我が家では、“ふらっと”も“ぶらっと”も携帯電話を持っていません。正確には「持っていない」のではなく「持ちたくない」。「あれば便利かも」と思うこともありますが、それ以上に仕事の電話が気軽に掛かってくるなどデメリットの方が大きく感じます。幸い一度も持ったことがないので、なくても不便と思わないし。(^^;)
さて、そんなわけで会社帰りなどに自宅へ連絡するときは公衆電話を利用しています。しかし、携帯電話の普及に伴い、公衆電話が減ってきています。以前はどこにでもありましたが、最近は探さないとない、探しても見つからないってことが増えてきました。そして昨日、最寄り駅の構内に設置されていた4台の公衆電話が全て撤去されていることに気が付きました。採算性を求めるNTTの方針(月に利用額が4,000円に満たない場合は一律撤去する)により、全てが一度に撤去されてしまいました。駅前の道に電話BOXが1台残ってはいますが、歩道橋を昇り降りしなければならず非常に不便。せめて1台だけでも残して欲しかったです。
NTTは「携帯の普及で公衆電話の利用が減っているため」と言いますが、公益性の高い企業が採算だけを求めるのはいかがなものでしょうか。今回のことで興味を持ったのでちょっと検索してみましたが、養護学校や児童館などで子供が必要としている公衆電話が撤去されたり、新たな設置を断られたりしているそうです。こういう事例を目の当たりにすると、郵政民営化も「民営化でサービスが低下することはない」なんて言われても信じられませんね。格差を拡大させてきた政府の集大成を生温かい目で見守りたいと思います。
ところで、NTTさん。「携帯の普及で公衆電話の利用が減っている」のではなく、「公衆電話を減らすことで、伸びが鈍ってきた携帯の普及を進めたい」っていう陰謀じゃないですよね?(^^;)
(byぶらっと)
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コメント
わたしもツーリングの連れと連絡取るために渋々携帯を持つまでは携帯不要派でしたので、お気持ちわかります。
テレカがたくさんあるので外で電話かけるときは緑かグレーの公衆電話を利用するのですが、確かに設置場所を探すのに苦労するようになってきました。
投稿: こじゃる | 2006年10月29日 (日) 18時31分
やっぱ、待ち合わせやはぐれたときなんか、携帯あると便利ですよね。私も友人からは「持てば?」と言われます。
でも、ほんの10年前まではそんなものがなくても困らなかったはずなのに。便利なコミュニケーションツールのおかげで、基本的なコミュニケーション能力が失われているような気がして、寂しさを感じます。...なんてね。(^^;)
投稿: ぶらっと | 2006年10月31日 (火) 00時19分