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2006年9月14日 (木)

飲酒運転の報道に思うこと

先日の福岡での悲惨な事故以来、飲酒運転の報道が増えているように感じます。まぁ、元々飲んで運転する馬鹿者は多かったのでしょうが、社会の関心が高まっているのでしょう。
自分や周囲の友人は「車好き」を自認するだけあって、飲んだら絶対に乗りません。と言うより、乗りたいから飲まない。お酒も好きだけどそれ以上に車が好き。そんな自分には、飲酒運転をする人の考えが理解できません。
今のような車社会になる以前、遥か昔から「『ら~いじょうぶ、酔ってないヨ!』というヤツほど酔っ払ってる」とはよく言われること。酔っ払った状態で車を運転するのがどれほど危険かというまともな判断もできないくらい酔っ払って車を走らせるって、恐ろしいことです。千鳥足でクダを巻きながら歩き回るのと、フラフラと“走る凶器”を乗り回すことの区別がついていないのでしょう。自分だけは事故を起こさないという根拠のない自信と、事故に巻き込まれた被害者に対する想像力の欠如。身勝手にも程があります。
しかも始末が悪い事に、最高懲役20年の「危険運転致死傷」ができた後、事故を起こして逃げるケースが増えているとか。ひき逃げ+業務上過失致死傷の場合は最高懲役でも7年ほどのため、逃げて数時間してアルコールが抜けてから出頭した方が罪が軽いそうです。(酔っ払いがそこまで冷静な判断をしているとも思えませんけどね。) すぐに手当てを受ければ助かったはずの被害者が、それで死亡してしまうこともあるとのこと。これでは被害者もその家族もやり切れません。ひき逃げの罪をもっと重くすることも検討されているそうですが、被害者を放置すれば死ぬかもしれないと承知で放置したのであれば、いっそ殺人・殺人未遂を適用しても良いのではないかと個人的には感じます。
先日の法改正で駐車違反の取り締まりも強化されました。運転者が特定できない場合は車の所有者が罰金を支払わなければならないのですが、ドライバーとして出頭せずに所有者として出頭すれば違反の点数は加算されないという逃げ道があるとか。これも一種の逃げ得です。もちろん悪い事をする人が悪いのですが、法律を作る人ももう少し悪い人達の論理を学んだ方が良いのでは?(^^;)

(byぶらっと)

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