栄光に挑んだ男たち
LEGACY BLOGによると、今日8月8日はレガシィが最初で最後のWRC優勝を果たした記念日だそうです。今でこそインターネットでリアルタイムの情報が得られますが、1993年当時は情報源も乏しく、後日カートピアなどで結果を知ったように記憶しています。ですから「8月8日」という日付にはあまり感慨はなかったのですが、改めて「13年前」と言われると「そんなに経ったんだぁ」と思います。
さて、ここで紹介するマンガ「RALLY CHAMPION 栄光に挑んだ男たち」は10万km連続走行世界速度記録を達成したレガシィが次の目標に据えたWRCで優勝するまでの苦難の道のりと、インプレッサが2年連続のワールドチャンピオンになるまでのドラマが描かれています。インプレッサの3連覇を記念して、オートコミックという雑誌で連載された内容を富士重工業の協力でまとめたもので、当時ディーラーでいただきました。ただの単行本ではなく、1990~1997のレガシィ・インプレッサの写真や、久世隆一郎氏、山田剛正氏のインタビューなど、富士重工業の協力があってこその読み応えある内容となっています。これを読むと、レガシィがモノになるまでの苦労は相当なものだったことがわかります。1990年のWRC本格参戦からまったく優勝できないことに本業の業績不振が重なり、一時はWRC撤退まで迫られたとか。しかし1993年もWRC続行の英断が下ったことにより、レガシィの初優勝が実現されたのでした。
余談ですが、レオーネ以来からのスバリストとしてはレガシィのWRC初挑戦となった1990年サファリラリーでの、地元の英雄パトリック・ジルによるGr.Nクラス優勝の方が嬉しかったり。(^^;) ちなみに、このカットでP・ジルの横に立つのは、伝説のテストドライバー小関親分です。
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コメント
ふらっとさんおはようございます。私も「栄光に挑んだ男たち」を持っています。この本はスバルディーラーからもらった記憶があります。私がスバル好きになった頃、この本でスバル車のことを勉強し、その後BH5を購入することになったきっかけとなった本です。
投稿: 4ランナー | 2006年8月 9日 (水) 05時28分
4ランナーさん、こんばんは。
このマンガの中でも書かれていますが、当時は社員もユーザーもスバルの活躍に夢中になっていましたね。ここ最近は結果が出ず...というかS.ローブの独壇場っていうのがちょっと寂しいです。
投稿: ぶらっと | 2006年8月11日 (金) 00時09分
僕も所有してます。パトリック・ジルは今は現役を引退していて、後輩を育てているとの事ですが、どれ程のものか取り上げてもらいたいですね。
漫画にも出ている、ボスであるD・リチャーズとD・ラップワースは揃って?
プロドライブが再来年だったかにF1に参戦する為に、
ラリーの方からは抜けてますからね~!これもまた楽しみです。
あ~そうそう、リンク貼らせて頂きますね。よろしくお願いしま~す。
投稿: scn | 2006年8月14日 (月) 23時55分
お気に入りブログに入れていただき光栄です。ありがとうございます。
ラリー界の人の動きもいろいろあるんですね。“その後”的なものってなかなか取り上げられないので、よほど事情通でないとすぐに分からなくなっちゃいます。
ところでこのマンガ、持っている方が多いですね。「けっこうメジャーなんじゃない?」って言ったら、“ふらっと”に一蹴されました。(^^;)
投稿: ぶらっと | 2006年8月16日 (水) 00時36分
ぶらっとさん、はじめまして!
この本、私も所有しておりまして、ブログでも取り上げたことがあります。
久々に本棚から引っ張り出して、読んだ勢いでググって、辿り着きました。
最近WRCでは奮わないですが、やっぱりスバルには頑張って欲しいですね!
(トラックバックお送りしたのですが、うまくいきませんでした。変なログが残っていたら私です。申し訳ありません。)
投稿: mar | 2006年9月19日 (火) 00時35分
marさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
この本、たまに読むと懐かしいですね。今年もなかなか結果が出ないスバルですが、この後なんとかがんばって欲しいです。
トラックバックはココログのレスポンスなどでうまくいかない事があるようです。よろしければ再度送ってみてください。今は旅先のため、帰宅したらmarさんのブログもゆっくり拝見したいと思います。
投稿: ぶらっと | 2006年9月19日 (火) 05時12分