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2006年7月24日 (月)

ステラのツボ

Stella_1_1 昨日、tvk「クルマのツボ」でスバル・ステラを取り上げていました。tvk制作のローカル番組としては人気が高く、各地方局でもネットされているのでご覧になった方も多いのではないかと思います。以前は「新車情報」というタイトルで、モータージャーナリストの三本和彦さんが突きつける激辛(だけどもっとも)な要求にメーカー担当者がタジタジという場面が見所でした。番組名とともに司会も岡崎五朗さんに替わり、内容もずいぶんソフトになった印象があります。それでもチクチクと中辛くらいの指摘があるのは前身の番組を意識しているのでしょうか。
Stella_2_1さて、ステラもおおむね好評をもって受け入れられていましたが、相応に厳しい指摘もありました。しかし、出演していた富士重工業の宮脇基寿プロジェクトゼネラルマネージャーはまったく動じることなく、淡々と回答されていました。その落ち着きぶりにステラへの自信が感じられ、とても好感を受けました。まぁ、大の男4人+大型カメラ+音声機材=300Kgを乗せた状態で「7,000rpm回さないと加速しない」という文句には苦笑するしかありませんでしたけど。
司会者の話でもう一つ可笑しかったのが、しきりに「技術のスバル」を強調すること。強調しすぎるあまり「走りにこだわるばかりで乗員への思いやりがなかった」「今回のステラで初めてユーザーの使いやすさに気を配ったことが感じられた」などと、分かったような事を言っているのは見ていて気の毒でしたよ。確かにステラの“至れり尽くせり”感は今までのスバルにはなかった良さです。しかし、スバル360の時代から「まず乗員ありき」で設計してきた伝統も忘れてもらっては困ります。乗員スペースにしても、安全性にしても、そして使い勝手も、乗る人のために常に改善するというのがスバルです。宮脇PGMの言葉を借りれば「まじめに作りこんだということこそスバルの車作りです」と。もちろん走りが良いことも運転のしやすさ、ひいては積極的な安全性に繋がるからこそです。番組的にはいかにステラが使いやすいかをアピールしたかったのだと思いますが、あまり偏見にとらわれた言い方にならないようにしてもらいたかったですね。

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助手席可倒シート(Car☆STELLA)
私とレガシィの出会い(それさえも平凡な日々)

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コメント

そうですかね~? ステラ買うぐらいならスズキやダイハツの軽でいいやと思いましたが。岡崎氏がいってたように、スバルってやっぱり走りオタクのクルマってイメージが強いですよね。

投稿: 通行人 | 2006年7月25日 (火) 01時11分

私、埼玉スバルでスバルステラ試乗してきました。車体がヴィヴィオよりも大きいのですが、運転しやすかったですよ。
ヴィヴィオより座高が高くスポーツ性が低い実用性の車ですね。私は、座高低くセダンでスポーツ性のあるヴィヴィオの方が良いです。ステラの車体余裕があるので1000CCクラスのエンジン搭載したらステラの種類が広がると思いますが、まるでススキソリオみたいな車になりますね。

投稿: 埼玉在住 | 2006年7月25日 (火) 01時58分

>通行人さん
コメントありがとうございます。
やはり一般的にはそうなんでしょうね。「車の白物家電化」などと言われる中で、単に移動手段と考えるとスバル車は他に比べて高いのは否めませんし。同じような車の中で「少し高いけど何かを感じてスバルを選ぶ」という意味で、番組のテーマ選択はまさにツボだったと思います。

>埼玉在住さん
昔のレックス:ジャスティ、サンバー:ドミンゴのような関係で、ステラに1000ccというのもありかもしれませんね。市場が受け入れてくれるかは分かりませんが。
実用性のステラができたので、R1などはスポーツ方向に特化すると、ヴィヴィオの後継になれるかも?

投稿: ぶらっと | 2006年7月25日 (火) 12時13分

お久です!ステラと言う車が世に出てから幾分経ちますが、メーカーからしてみては、数あるカードの中の一つのカードに過ぎないので、ダメなら切り捨てるしかないでしょうね。
リッターエンジンを搭載って言う考えもありますが、今のスバルでは、資金面で厳しいでしょう。
たとえ出来たとしても、ステラ中で主力として販売する分けではないハズなので、やはり販売面では伸びないハズです。
R2はチャレンジングで、その事では評価出来ますが、元凶はここにあるかとも考えられます。
R1は中途半端な仕上がりですね。コストを掛けられないといいつつ、価格面では高価。
かといって、R2とのフォルムの違いが無さ過ぎる為、R2の2ドア版くらいにしか捉えられない。

競技の世界においては、未だにヴィヴィオが現行スバル軽を差し置いて、現役だと言うポテンシャルの高さに、時代錯誤すら覚えます。

「軽のスバル」と言われた時期を、もう一度掴んで欲しいですね。

投稿: scn | 2006年8月 3日 (木) 00時09分

R2、R1って、四角くて皆同じに見える軽の中では潔いコンセプトと思います。多少高いようですが、標準でアルミホイールも付いているのでお買得な気もします。ただ、重心が高いのでスポーツ走行には不利ですかね。ヴィヴィオは本当に名車だったと言うことですね。

投稿: ぶらっと | 2006年8月 4日 (金) 00時01分

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