ココログ v.s. ブログペット
また最近、重いの更新できないのと評判の芳しくないココログさん。来週には意を決して48時間の大がかりなメンテナンスを行うそうです。過去のメンテナンスと大きく異なるのは、ユーザーからコメントやトラックバックで指摘されたことに対して、ずいぶん真剣に取り組んでいること。かなり早めのメンテナンス予告、メンテナンス内容の情報開示、きちんとリハーサルを行っていることのアピールも抜かりありません。ただ、それも「良心的に理解すれば」って話です。なにせ行動で示す以外まったく会話は成立しないココログさんなので、ユーザーからのコメントやトラックバックを本当に真剣に受け止めてくれているかは甚だ疑問。その態度が火に油を注ぐことになり、ココログレスポンス問題お知らせブログは非難のコメントが続々と投稿されている状態です。
さて、私はココログにブログペットを貼り付けています。ブログペットをご存じない方のために簡単に説明すると、かわいらしいペットが自分の書いた記事から言葉を覚え、クリックする事で覚えた言葉を話したり、時には俳句を詠んだりします。設定によっては自分のブログに記事を投稿したり、コメントをしたりもしてくれます。フリープランではどちらかしか使えませんが、簡単なアクセス解析(どのような検索ワードで見てもらったか等)、ブログペット同志で訪問履歴を残す「足跡」の機能もあります。このブログペットも先月サーバーのトラブルとその復旧作業で、数日間アクセスができないことがありました。しかし、ユーザーの心証はココログのそれとは大違いだったと思います。少なくとも私はまったく不満に思いませんでした。その感じ方の差がどうして生じるのか、ココログとブログペットのトラブルへの対処を比べてみましょう。
まずはアクセスできない時のアナウンス。ココログが後手に回るのと対照的に、ブログペットでは的確なタイミングで通知されています。第一報の後、状況把握に合わせて詳細・進捗状況を開示し、復旧見通しを掲載するというきめ細かさ。不便に対するお詫びと閲覧停止への協力依頼を掲載していることもココログとは違います。アクセスできない間もログは取得できていることが速やかに周知されたのでので、ユーザーも安心して待てたのだと思います。復旧後に「お詫び」ということで機能追加がなされたことも「トラブルで注目が集まったところでユーザーの心をつかむ」ことに役立っています。なによりその後同じトラブルを起こしていない、起こさないための対策をとっているというのも、当たり前ですが大事なこと。もちろんココログとはサービス規模もお知らせしなければならない範囲も大違いでしょう。しかし、それぞれ規模に見合った体制を敷いているはずであり、そんなことは言い訳にはなりません。やはりココログには油断があったのだと言わざるを得ないでしょう。
もう一つは、無料ユーザーに対する有料ユーザーの差別化です。ココログではサービス内容やレスポンスなど、逆転現象も起こっています。しかし、ブログペットではその辺もしっかりしています。有料といっても\300/月だけなのですが、プラチナオーナーズクラブと名付けられた有料サービスは「広告が載らない」だけではない魅力がしっかりあります。それらのサービスを必要と感じるなら、お金を払っても損したとは思わないでしょう。片やプロバイダー料金のみでブログを使っていても「時間を損した」という気分にさせるココログとは雲泥の差。ましてやココログ・プラスやプロの方は、詐欺にでもあった気分でしょう。
さて、いよいよ正念場となる長時間メンテも2日後と迫りました。ユーザーの注目も高まっていますので、本当にもう失敗は許されない状況です。文字通り『背水の陣』で臨んでほしいものです。少しずつでもユーザーの気持ちは伝わっているようですので、今回こそ期待できそう。というか期待したい...しても良いよね?(^^;)
(byぶらっと)
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