スバル・ステラ発売
昨日のことになりますが、アンジェラ・アキさんのCDを買うため、会社帰りに新宿に寄り道しました。いつも通りスバルビルへカートピアをもらいに行くと、ショールームに見慣れない車が置いてあります。偶然ですが、先日から噂になっていたスバルの新型軽自動車「ステラ」の発売日だったようです。いつもは閑散としている閉店間際の時間でしたが、結構な人数の会社帰りと思しきサラリーマンの方が、運転席に座ってみたりエンジンルームを覗いたりと熱心にチェックしていました。
富士重工業の企業情報プレスリリースによると『「STELLA」(ステラ):イタリア語で「星」を表す言葉。使っていただくすべての方にとって、 光輝く存在となるようにとの思いを込めた。』とのこと。プレオの後継車種かと思いましたが、そうではなく追加モデルのようです。
R2、R1で「軽自動車ならではのコンパクトで小回りの利くパーソナルコミューター」という路線を提唱していますが、売れないことにはお話にならない。(^^;) 売れてる軽自動車の“いいとこ取り”で、とにかく売りたい!という気持ちが最前面に出ています。
デザインは街でよく見かける「背が高くて四角い」形。特徴を出す余地も少なく、どこかのメーカーの車のOEMだと言われれば、無条件に信じてしまいそう。フロントグリルやR2以来のリアゲートハンドルをかねた六連星などでかろうじてスバル車と分かる程度です。グレードは大きく分けて「ステラ」とスポーツモデルの「ステラカスタム」の2つから選べるようです。カスタムの方は、プレオでも使われていた大径のフォグランプやドアミラー内蔵のサイドターンランプで差別化を図り、なかなか精悍。
パッケージングとしては「今まで不満と言われていたところをすべて対応しました」って感じ。助手席を倒せばシートバックがテーブルになるとか、車内のあちこちに設置されたコンビニフックと収納ポケットとか、90°近く開くドア、三角窓とドアミラー配置で視界確保、ドアポケットにはへこみを付けることでペットボトルまで入っちゃう...等々、カタログやビデオで必死にアピールしています。が、「えっ、今までなかったの?」と言われて終わりでしょう。 ただ後発だけあって、先行各車に比べて優位な点もいくつか。4名乗車のままカーゴルームに畳んだベビーカーを縦置きでき、それを固定するベルトも標準装備しています。また、分割可倒はもちろん、後部座席が左右独立して前後に200mmもロングスライドでき、運転席から後席のチャイルドシートに座った子供とスキンシップを図りやすいなんていうのも、乳幼児がいる家庭には嬉しい配慮でしょう。高齢者や子供が乗り降りするときにつかみやすい高さに設置されたアシストグリップ「らく乗りグリップ」なんかも、随分な気遣いです。
若い人には携帯音楽プレーヤー接続用のAUX端子は嬉しい装備。軽自動車にもこんなものが付く時代なんですね。さらに、R2以来の「アロマティックブレイク」も健在です。
その他スバルらしいといえば、スバル360以来伝統の4輪独立懸架。そして4気筒エンジンにi-CVTといったところ。もちろん全グレードにAWDをラインアップしています。価格が他社の同じような車より若干高めな気がしますが、スバル車ならではの満足感はあると思います。とにかく今までの短所をすべて改善したといった感じは、スバル車とは思えない“至れり尽くせり”。スバル車の軽を変えるかもしれないステラ、スバル車に選択肢がないと嘆いていたファミリーユーザーにはお薦めです。
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ステラ誕生!(LEGACY BLOG)
これがステラです。(Car☆STELLA) ※昨日よりステラの公式ブログも始まりました。
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