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2006年5月11日 (木)

小説『西の善き魔女』

Nishimajyo 「西の善き魔女」は本編5冊、外伝3冊からなっています。本編→外伝の順に読んでも問題ありませんが、時系列に分かりやすく読むなら文庫版のⅠ~Ⅷの順で読むことをお薦めします。
この本はなんとも不思議な小説で、その世界観から“おとぎ話”を思わせるのに、結構登場人物の人生は過酷で悲劇的(その描写が弱いのがもったいないと思うけど)、“大河小説”を匂わせる部分もあります。まるっきり“ファンタジー”かと思いきや、“学園もの”になり“SF”になり、主人公の性格のようにコロコロめまぐるしく展開します。(笑)また、あえて“ライトノベル”と呼びたくないのは、文章の運びや表現に今時の「軽さ」がないからです。セリフの合間の描写には、懐かしさすら感じますね。まぁ~ぶっちゃけ著者が若くないっていうことかも。(笑)
さて、これがなかなか面白い。この方の著書の中では評価が低めですが、はじめての私は気に入りました。一見不必要に見える学園話も後々の玉座争いを思うと奥が深く感じますし、リイズ公爵の暗殺でもケイン達が動いていたと思わせる描写がありました(確実ではないけど、そう思える)。そういう意味ではよく練られていると思います。ただ欲を言えばフィリエル(主人公)が恋愛中心で動きすぎなところと、おとぎの世界が実は現実世界の延長線にあるような設定だったことでしょうか。しかしそれも読んでいるうちに、それはそれで良い様な気がしてしまう。ホント、不思議。
内容としては中高生向け、ラブ&ファンタジーだと思います。そういうのがOKな人には、お薦めの作品。いや~自分がそういう年齢の時だったら、どんな気持ちで読めたんでしょうね・・・って、その頃この本は出ていませんけどね。(笑)

(byふらっと)

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