牡蠣による食あたり
広島でシコタマ美味しい牡蠣を食べてきました。もう~感激ーってくらい、美味しいんですよ。なので、この味をお裾分けって事で、双方の実家と知人のお宅へ送りました。牡蠣は広島でもブランド牡蠣と呼ばれる有名なヤツを。そして東京に帰ってから届いた牡蠣をみんなで楽しく食しましたよ。旨かった。やっぱり旨かった。しかし、双方の実家では、その後食あたりの症状が出ました。心配していた知人の所は大丈夫だったようです。お店に問い合わせたり、ネットで調べたり、熱にふらつきながらも大忙しです。
さて、調べてみるとちょっと食べるのがイヤになるような事も書いてありますが、敵を知ることは最大の防御でございます。今後、敵を美味しく頂くためにも勉強です。
最初に困った話が「牡蠣にあたるのは鮮度と関係しない」と言うことです。新鮮でもあたる時はあたるなんて、なんとも手の打ちようがありません。だからと言って毎年牡蠣による食あたりのニュースが世間を騒がせている訳でもありません。ちゃんと危険性は回避されているようです。
まず牡蠣による食あたりの種類です。
1:貝毒
2:腸炎ビブリオ
3:大腸菌
4:SRSV(ノロウィルス)
4つの種類について詳細は省きますが、とても分かりやすく書いてあるサイトがあったので、こちらを参照してください。
このサイトの情報でも分かるように、1と3は行政や生産者によるチェックが機能しているため、ほぼその心配はありません。2は夏場に生牡蠣を食べなければ問題ないっつーか、夏には食べません。(でも岩牡蠣は夏場だけどね。美味しいよー)そして厄介なのが4のSRSV(ノロウィルス)だったりします。
購入したお店の人も言っていましたが、今牡蠣による食あたりは殆どコレが原因らしいです。ノロウィルスは生活廃水中に存在し、それが海に流されます。普通はその後バクテリアが分解してくれます。しかし、2月~3月は最も海水の温度が下がるため、バクテリアの活動が弱まります。よって分解されないノロウィルスが牡蠣の中に蓄えられると。そしてこれらは、菌ではなくウィルスであるため、牡蠣を食べたか食べないかに関係なく発病します。ウィルスに感染した牡蠣を調理した人の手や道具、空気感染もあります。極めて厄介で性質が悪いぞ!潜伏期間は24~48時間と間があるため、食あたりとは思わず風邪と認識されることもあるそうです。症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱です。通常、この症状が1日~2日続きます。完治後の後遺症はないそうです。また、感染しても発症しなかったり、軽い風邪のような症状だったりと言うことも。回避策は中心温度が85度以上で1分以上加熱ということですが、生で食べたいんだよー。(涙)
厚生労働省でもSRSVのレポートが出ているので、一読をお薦めします。やはり月別の発症件数を見ると11月から増え始め、1月~2月がピークとなっています。牡蠣を生で美味しく食べる時期に一致しているのが憎いですねー。
今回の食あたりで旦那さまは「もう生牡蠣は食べない」とか言ってますけど、私は全然OK~よ。懲りずにまた食べますわ。そしてほぼ同時間に食事をした中で、一番最初に発症したのが旦那さまの約38時間後。一番遅かったのが私で、約52時間後。ただいま「鋼鉄の胃袋を持つニブイ女」の称号で呼ばれております。(笑)
(byふらっと)
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