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2005年11月22日 (火)

映画『ヴェニスの商人』<ネタバレあり>

venice 友達に誘われて『ヴェニスの商人』を観てきました。昔は「悪徳高利貸しを正直者の善人がギャフンと言わせる」って言う話だと思ってましたが、その記憶とはかけ離れた映画に仕上がっていました。まぁ~それはそれでなかなか良かったです。・・・でもよく考えると良かったのはアル・パチーノの演技が光っていた所だけかも。それ以外の役者はパッとしなかったしな。女性陣は全滅に等しい。絶世の美女であるポーシャは全然美人じゃないし、アル・パチーノの娘役は娘と言うより女中顔だった。「箱選び」のシーンはなかなか面白かったけど、バッサーニオご一行とポーシャの絡むシーンは、あれ以上長かったら退屈したと思う。アル・パチーノの絶望や憤りが映画を引き締めていたと思いますね。

ところで
●シャイロックに唾を吐くアントーニオに不快感を感じた
●借金持ちのバッサーニオをただの放蕩ヤロー位にしか感じない
●バッサーニオはポーシャではなく彼女の財産を愛してるのでは?
●裁判後の指輪騒動で怒らない男どもにがっかり&そんなことをして男を引っかけた女どもに憤慨。ってか、あのエピソードは必要ない。
と、思った人はいないだろうか?
こういった感情が本来正義側になる人物を曇らせ、悪側になるアル・パチーノの哀れを引き立てる結果になったのではと思うのです。

(byふらっと)

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コメント

私はアントーニオの描き方が物足りませんでした。シャイロックの印象が強くてバランスが悪いと思われません?

投稿: あん | 2005年11月23日 (水) 19時29分

あんさん、コメントありがとうございます。
バランス悪かったですよね。アントーニオの影が薄くて、あのまま肉切り取られても良かったような気さえします。(笑)

投稿: ふらっと | 2005年11月23日 (水) 21時05分

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